飛沫防止パネル、リサイクル
2023-06-21 14:00:02
関西学院大学×大栄衛生、不要な飛沫防止パネル2.1tのリサイクルプロジェクト始動!
関西学院大学と大栄衛生、不要飛沫防止パネルのリサイクルプロジェクトでCO2削減に貢献
2023年6月28日、関西学院大学と株式会社大栄衛生は、大学キャンパス内で不要になった飛沫防止パネルのリサイクルプロジェクトを実施しました。このプロジェクトは、関西学院大学SDGs推進本部傘下の学生団体「KG SDGsキャンパスサポーター」が中心となり、約2.1tもの飛沫防止パネルの分別とリサイクルを実現しました。
約5.9tのCO2削減効果
今回のプロジェクトで回収された飛沫防止パネルは約2.1t。このパネルをリサイクルすることで、焼却処分した場合と比較して約5.9tものCO2削減効果が見込まれます。これは、一般家庭の年間平均CO2排出量を上回る数値です。環境保全への大きな貢献と言えるでしょう。
学生主体の取り組みと教育的効果
プロジェクトには、KG SDGsキャンパスサポーターの学生たちが積極的に参加。大栄衛生の社員と共に、専用の機器を用いて飛沫防止パネルの分別作業を行いました。この活動を通して、学生たちはリサイクルの重要性やSDGsへの理解を深めました。作業前には、大栄衛生副社長による環境授業も行われ、プロジェクトへの理解をさらに促進しました。
分別作業の課題と大栄衛生の取り組み
飛沫防止パネルは、アクリル樹脂、ポリカーボネート、PET樹脂、塩化ビニールなど様々な素材で構成されています。そのため、リサイクルには正確な分別が不可欠です。目視での分別は困難なため、多くの企業にとって大きな課題となっています。しかし、大栄衛生は専用の機器を導入することで、この課題を克服し、効率的な分別作業を実現しました。
リサイクルされたパネルの行方
分別された飛沫防止パネルは、再生原料として海外へ輸出されます。資源の有効活用と、持続可能な社会の実現に貢献する取り組みです。
大学と企業の連携によるSDGs推進
今回のプロジェクトは、新型コロナウイルス感染症対策の緩和に伴い、不要になった飛沫防止パネルの有効活用を検討していた関西学院大学と、環境保護活動に積極的な大栄衛生の連携によって実現しました。両者のSDGs推進への強い意志と、学生の積極的な参加が、この成功の鍵となりました。
関西学院大学学長と大栄衛生社長からのメッセージ
関西学院大学の森学長は、このプロジェクトを「新型コロナウイルス感染症対策が一段落した『針供養』のような感慨」と表現し、学生主体での取り組みを高く評価しました。また、大栄衛生の赤澤社長は、地域社会への貢献と持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続ける決意を表明しました。
プロジェクト当日の様子
6月28日に行われたプロジェクト当日は、大栄衛生副社長による環境授業と、学生と社員による共同作業が行われました。10名程度の学生が参加し、真剣な表情で分別作業に取り組む姿が見られました。
まとめ
このプロジェクトは、大学と企業の連携、そして学生の積極的な参加によって、環境保全と教育的効果の両面で大きな成果を挙げました。不要になった飛沫防止パネルという一見廃棄物と思われたものが、資源として新たな価値を生み出すことで、持続可能な社会の実現に貢献しています。今後も、このような産学連携によるSDGs推進の取り組みが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 大栄衛生
- 住所
- 兵庫県西宮市鳴尾浜2-1-26
- 電話番号
-
0798-48-6980