Fime Japanがデジタル身分証評価ツールを日本市場で発売開始
Fime Japan株式会社(東京都港区、代表取締役社長 門山隆英)は、デジタルアイデンティティのテストツールであるDigital Identity Test Toolを日本市場向けに販売を始めることを発表しました。このツールは、近年のスマートフォン上での公的身分証の普及に合わせて、本物の実装機能を検証するためのものです。
デジタルアイデンティティの重要性
近年、モバイルデバイスでの本人確認がますます重要視されています。特に、デジタル化が進む中で、スマートフォンに搭載されたアプリケーションとしての身分証明書の役割は大きくなっています。Fime Japanの提供するDigital Identity Test Toolは、ISO / IEC 18013-5という国際標準に基づいて設計されています。この規格は、デジタルアイデンティティの分野で重要な役割を果たしており、モバイルデバイス上での安全な個人識別情報の管理と共有を可能にするものです。
テストツールの機能
FimeのDigital Identity Test Toolは、以下の2つのスコープで機能します。
1.
mDLアプリケーションの実装テスト|この機能では、本テストツールがリーダーをシミュレートし、ISO 18013-5に準拠したホルダーアプリケーションの実装を検証します。
2.
mDLリーダーの実装テスト|こちらはホルダーアプリケーションのシミュレーションを通じて、ISO 18013-5に基づくリーダーの実装をテストします。
これによって、開発者は自社のアプリケーションやデバイスが国際標準を満たしているかどうかを確認でき、さらなる信頼性を確保することができるのです。
無料トライアルの提供
Fime Japanでは、このテストツールを気軽に試せるフリーのトライアルライセンスも用意しています。これにより、多くの開発者が実際のテストを体験し、自身の開発に役立てることができるでしょう。
マイナンバーカードとの連携
販売開始に先立ち、フライトソリューションズ様でマイナンバーカードを使用した本人確認ソリューション「myVerifist」の検証に同製品が活用されました。今後は、2025年春から予定されている「マイナンバーカード機能等のスマートフォンへの搭載」に合わせ、Fime Japanは日本市場向けに独自の仕様追加やアップデートを行っていく計画です。
Fime Japanについて
Fime Japanは、2013年に設立され、クレジットカードやモバイル決済技術に関するテストソリューションを提供しています。EMVCoやPCI、NFC関連技術の認証試験やテストツールの販売を行い、国内外のスマートフォンや決済ターミナルの製造業者、通信事業者と幅広い取引を行っています。詳細は公式ウェブサイトで確認できます。
今後のデジタルアイデンティティの進展に伴い、Fime Japanの技術はさらに多くの場面で活躍することが期待されます。