デザイナーズチェア展
2025-10-01 11:42:39

デザインと歴史が交差する「日本と世界12カ国のデザイナーズチェア展」

デザインの魅力と歴史を感じる都市の展覧会



東京都昭島市に位置する一般財団法人家具の博物館では、2025年に「日本と世界12カ国のデザイナーズチェア展」が開催されます。期間は10月19日から11月23日まで。地元や国外で活躍するデザイナーたちの椅子にフォーカスし、世界に名を馳せた約30点の椅子を一堂に集めるこの展覧会は、名作椅子の歴史と文化を探求する絶好の機会です。

椅子という名のアート


この展覧会では、19世紀のヨーロッパから戦後の日本、さらに20世紀中頃にかけて活躍した数多くのデザイナーの作品が展示されます。特に、ミヒャエル・トーネットによって開発された曲木技術が使用された椅子は、産業と美の融合を象徴しています。さらに、戦後には剣持勇や豊口克平といった日本人デザイナーが生活様式に根ざした椅子を提案し、独自のデザイン文化を形成しました。

20世紀中盤には、チャールズ・イームズやアルネ・ヤコブセン、ハンス・ウェグナーといった国際的なデザイナーたちが、機能性と美しさを兼ね備えたデザインを次々と発表し、それまでの家具の概念を覆しました。まさに、椅子はデザインだけでなく、文化をも反映するアートとも言えるでしょう。

展覧会の見どころ


「日本と世界12カ国のデザイナーズチェア展」では、特に注目の作品がいくつかあります。例えば、豊口克平が1972年にデザインしたスポークチェアは、日本人特有の座り方に配慮して作られた椅子です。想像以上の広さと低さを持つその座面は、椅子に腰掛けるだけでなく、あぐらをかいて座ることも可能で、まさに日本人の生活を体現しています。

また、ミヒャエル・トーネットが1859年に発表した肘掛椅子も必見です。このハイバックチェアは、1851年のロンドン万国博覧会での経験を元に、当時の流行を取り入れたデザインです。ブナと籐を使ったこの椅子は、ただの家具を超えて、歴史的な価値を持つアートピースでもあります。

博物館の使命


一般財団法人家具の博物館は、歴史ある家具を収集し、保存することでその伝統を後世に伝えることを目的としています。また、新たな時代に向けた家具の創造や研究にも取り組んでいます。今回の展覧会では、家具を通じて人類が築いてきた文化遺産を再認識していただけることでしょう。

開催情報


名称: 日本と世界12カ国のデザイナーズチェア展
展示内容: 椅子約30点
会場: 一般財団法人家具の博物館展示場
〒196-0022 東京都昭島市中神町1148
アクセス: JR青梅線「中神駅」北口より徒歩約5分
期日: 2025年10月19日(日)~11月23日(日)
休館日: 毎週水曜日
時間: 10:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料: 一般 200円、高校生以下・65歳以上・身障者手帳をお持ちの方及びその付添者は無料
駐車場: 10台

この展覧会を通じて、デザインの奥深さとともに、椅子が持つ文化的な価値に触れることができる貴重な機会です。ぜひ、自分自身のライフスタイルを見つめ直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。展覧会でお待ちしております!


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会社情報

会社名
フランスベッドホールディングス株式会社
住所
東京都新宿区西新宿新宿スクエアタワー6階
電話番号
03-6741-5501

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