デジタルショップがもたらす新たなブランド体験の未来
新型コロナウイルスの影響で、リッチな体験を提供するブランドショップやショールームは、その価値を十分に発揮できない状況が続いています。一方で、消費者の買い物スタイルは大きく変わり、ECサイトへの移行が加速しています。そこで、博報堂プロダクツはリアル店舗の魅力をオンラインに融合させる新しい取り組み「Digital Shop360™」を開始しました。
「Digital Shop360™」の概要
「Digital Shop360™」は、リアル店舗を特殊なカメラで360度撮影し、高度なレタッチを施すことで、オンラインショップの環境を再現可能とします。この技術により、ゼロからオンラインショップを構築するよりも迅速に開発ができます。また、オンラインでの購入が可能になることで、全国のお客様とつながるチャンスが生まれます。従来のリアル店舗とECの間に「第3の売場」を追加することで、OMO(Online Merges with Offline)を推進し、質の高いブランド体験を提供することができます。
リテールの知見を活かした価値提供
博報堂プロダクツは、リテール分野での豊富な経験と実績をもとに、再現性の高いビジュアルコンテンツだけでなく、ホスピタリティマインドを持ったサービスも組み込みます。これにより、ブランドと顧客のつながりを一層深めることができるのです。
第3の売場の機能と特長
「Digital Shop360™」の取組にはいくつかの特長があります。
- - 相互送客機能: ECサイトからリアル店舗への誘導を促進します。
- - 行動分析データ: Digital Shop360のデータを使い、ECとリアル店舗のUI (ユーザーインターフェース)の改善が可能です。
- - 循環サイクルの形成: OMOのボトルネックを解消し、スムーズな顧客体験を提供します。
利用シーンの多様性
この「Digital Shop360™」は、商品の購入を促すだけでなく、リモート接客機能や店内回遊機能を備えています。消費者は自宅からでもブランド体験を楽しむことができ、特設イベントやキャンペーンもオンラインで実施可能です。動画やBGMの挿入により、ブランドの世界観を体現した空間を楽しむことができ、複数のブランドショップでの導入も進んでいます。
まとめ
「Digital Shop360™」は、質の高いブランド体験を提供するための新たなプラットフォームとして期待されています。今後、博報堂プロダクツはこの革新を活かし、企業と顧客との新たな接点を構築していくことでしょう。デジタルとリアルの融合が進む中、顧客はより多様なブランド体験を楽しむことができるようになります。
お問い合わせ
本解決策に関する詳細は、株式会社博報堂プロダクツまでご連絡ください。リテールプロモーション事業本部の山本、久保、神谷が対応いたします。