福岡の老舗和菓子店がCOVID-19収束願うアマビエ和菓子を販売開始

福岡の老舗和菓子店、如水庵の新作和菓子

福岡に位置する老舗和菓子店「筑紫菓匠如水庵」は、新型コロナウイルスの影響を受け、多くの人々が自宅で過ごす時間を楽しむために、新たな和菓子を販売することを決定しました。その名も「アマビエ和菓子」です。この商品は、疫病退散を願う気持ちを込めて開発されたものです。

アマビエ和菓子の背景

新型コロナウイルスの拡大を受け、如水庵は自社の直営店舗を一時的に休業し、オンラインストアを通じての販売を行っています。特に、アマビエという妖怪は疫病を鎮める力があるとされ、多くの人々に平安をもたらす存在として親しまれています。このアイデアが生まれた背景には、生活が一変した中で、少しでも皆が楽しめる時間を提供したいという切実な願いがありました。

職人のこだわり

如水庵の職人たちは、古来より小豆が「厄災除けの力」を持つと信じられていることに注目し、北海道十勝産の特別な小豆を使用して、ふっくらとした生地に印を押すことで、アマビエのお菓子を作り上げました。このお菓子は、単なる味の楽しみだけでなく、安心感や心の平穏も提供するものとして、多くの人々に愛されているのです。

商品詳細

- 商品名: アマビエどら焼き
- 発売日: 5月7日（木）
- 価格: 1個 195円（税込）

- 商品名: 疫病退散上生菓子（通信販売限定）
- 発売日: 5月14日（木）
- 価格: 6個入 1,820円（税込）

いずれの商品もオンラインストアで購入可能です。公式サイトはこちら。

和菓子の魅力

如水庵は、長い歴史を持ち、神社仏閣へお供物として和菓子を奉納してきた伝統を大切にしています。和菓子は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感を楽しませる「五感の芸術」と呼ばれています。現在は、筑紫もちや季節ごとの大福など、さまざまな和菓子を取り揃えており、それぞれの和菓子が持つ繊細な美しさを楽しむことができます。

また、如水庵では、地域の景色や伝説をモチーフにした和菓子も手掛けており、食べることで地域の文化や歴史を感じられます。