埼玉県初の快挙！SEENOの外国人技能士が建築資格を取得

埼玉県加須市に本社を構える株式会社SEENOは、特定技能外国人のディマス・アジ・クルニアワンさんが、国家資格である「建築板金技能士2級」に合格したと発表しました。この合格は、埼玉県内において特定技能外国人が日本人と同様の試験環境で取得した初の事例となり、建築業界における希望の象徴となっています。

建築業界の人材育成と技能継承の挑戦

近年、建築業界では職人不足が深刻な問題となっています。一方で、特定技能外国人の登場は、この状況を解消する新たな可能性を秘めています。しかし、国家資格の「技能検定2級」は高い技術力と専門知識を求められるため、特定技能外国人が合格するのは非常に難しいことです。ディマスさんの合格は、教育体制の重要性を再認識させる出来事となりました。

実践重視の教育体制

SEENOでは、独自の教育プログラムが用意されており、特定技能外国人でも早い段階から実践的な経験を積むことができます。「お前にはまだ早い」という理念をもとに、挑戦の機会を積極的に提供することで、ディマスさんはわずか数年の間に技術を身につけ、試験に挑むことができました。この短期間での国家資格取得は、周囲のサポートと環境の成長が不可欠でした。

ディマスさんの思い

ディマスさんはインタビューで、「初めは何もわからなかったが、仲間の支えがあった」と語り、感謝の気持ちを述べました。彼はさらに、後輩たちの模範となるよう成長したいと意気込んでいます。彼の言葉からは、仲間への信頼と職場環境の大切さが伝わってきます。

中山代表取締役のコメント

SEENOの中山竜介代表取締役は、ディマスさんの努力が合格をもたらしたと評価し、同社が「育てる環境」を重視していることを強調しました。人手不足で悩む建設業界において、特定技能外国人の受け入れが持つ意義や価値を証明したとし、これからも「挑戦できる環境」の提供に努めると述べました。

SEENOの未来

「景色を創る。」というスローガンのもと、SEENOは地域の風景を支える建築会社として、社員一人ひとりの成長を重視しています。多様な人材が活躍できる環境を整え、自らの意思で挑戦できる仕組みを今後も推進していく予定です。ディマスさんの成功は、新しい価値を創造するための重要なステップとなるでしょう。

SEENOは、これからも国籍や年齢に関係なく受け入れ、すべての人が挑戦し成長できる会社であり続けることを約束します。人間力を高めることで、業界全体の質を向上させ、持続可能な未来を目指していくのです。