地方ゼネコンが変わる!BIM導入の新たな戦略
最近、美保テクノス株式会社と応用技術株式会社が共同で「戦略的なBIMの導入地方に必要な3つの要素」のテーマで記者発表会を開催しました。2024年11月19日、米子市の伊木市長や両社の代表者が登壇し、地方ゼネコンがBIMを活用するための具体的な方法と成功のための要素について議論しました。
BIMの導入とは?
BIM(Building Information Modeling)は、建築や土木業界で使われる先進的な技術です。従来の2D設計図に代わり、3Dモデルを用いることで、建物の設計や施工、管理の効率が飛躍的に向上します。しかし、導入にあたっては単にツールを選ぶだけではなく、組織の文化や業務フローを見直すことも欠かせません。
成功のカギを握る3つの要素
美保テクノスの新田執行役員は、BIM導入の成功に不可欠な3つの要素を以下のようにまとめました。これらは地方ゼネコンが直面する課題を乗り越えるための重要な指針となります。
1.
正確なBIMモデルの作成: まず、正確で信頼性の高いモデルを作成することが重要です。これはプロジェクト全体の品質を保証する基盤となります。
2.
BIMプロセスの明確化: どのようにBIMを運用するのか、そのフローを明確にすることが求められます。業務プロセスが不透明では、効率的な活用が難しくなります。
3.
BIM情報のマネジメント: BIMデータを適切に管理・活用する能力も重要です。情報の管理体制が整っていることにより、プロジェクトが円滑に進むことが保証されます。
プロセス可視化のツール開発
発表では、新田氏が特に注目すべきプロセスの見える化を行う新しいツールの開発についても語りました。これにより、現場でのコミュニケーションがスムーズになり、チーム全体の効率が格段に向上することが期待されます。
地方型BIM導入サービスの展開
応用技術の小西専務取締役は、地方ゼネコンが直面するBIM導入の目的と課題を整理し、特に美保テクノスの実務経験に基づくBIM導入サービスの重要性を強調しました。これにより、各地方の特性に合った柔軟な対応が可能になるとのことです。
今後の展望
今後、地方ゼネコンがBIMを導入することによって、業務の効率化はもちろん、地域社会の建設業界全体の発展にも寄与することが期待されています。
美保テクノスと応用技術は、引き続き地域の建設業界に新たな風を吹き込む存在として、積極的に取り組んでいくことでしょう。
動画での視聴が可能
今回の発表会の模様は、YouTubeのtoBIMチャンネルにて公開されていますので、関心のある方はぜひチェックしてみてください。
企業紹介
美保テクノス株式会社
1958年に創業を果たし、地域密着の総合建設業として、多様な公共事業やリフォーム、災害対応に携わってきました。地域の皆様の快適な暮らしを守るため、持続的な成長を目指しています。公式ホームページ:
miho.co.jp
応用技術株式会社
1984年創業以来、まちづくりとものづくりの両面で課題を解決してきました。最新の技術を駆使して、地域の未来を形作る企業です。公式ホームページ:
apptec.co.jp