梅の花グループが受賞した「CLOオブザイヤー2026」
梅の花グループが、2026年7月23日に日経ビジネスが主催する「CLOオブザイヤー2026」において「Design for Logistics賞」を受賞しました。この賞は、物流を企業の経営活動にどのように統合していくかを評価するもので、物流を単なる運搬機能にとどめず、企業の核心的経営機能として捉える姿勢が高く評価されました。
サプライチェーン改革:物流を起点に
梅の花グループは、物流を中心とした包括的なサプライチェーン改革「スマートCKプロジェクト」を推進し、製造から販売までのプロセスを一体的に見直す取り組みを行っています。これにより、物流関連業務を改善し、年間約6万時間の業務削減に成功しました。また、需給と在庫配置の最適化により、在庫を約1,500万円圧縮し、キャッシュフロー視点では年間約1.3億円の改善を実現しました。
環境への配慮と物流の効率化
さらに2021年からは、環境負荷を低減する新たな配送設計にも取り組んでいます。高性能な保冷容器「クールワン」と保冷剤「キプクル」の導入により、従来のドライアイス使用量を99%以上削減。これにより、商品品質を保ちながらも持続可能な供給体制の実現に寄与しています。
レジリエンス強化への取り組み
また、関東・関西・九州の三拠点体制を活用した供給システムの構築により、特定地区に依存しない安定供給を目指しています。災害や輸送停止のリスクに備えるレジリエントなサプライチェーンを形成することで、顧客へのサービス品質を維持しています。
持続可能な物流の実現
物流の持続可能性は、一社の努力では限界があります。そのため、物流事業者との定例会を通じて、相互の課題を共有し、協力を強化することで、イレギュラー発生件数を約40%削減しました。共同配送や標準化して、網の目のように張り巡らされたサプライチェーン全体での効率化を推進しています。
物流を考える新たな組織体系
2026年5月には、物流部門と購買部門を一つに統合し、「商品部」として新しい運用を開始しました。これにより、調達から製造、倉庫までを一体的に管理し、全体最適を実現していく体制を整えています。現状の可視化と改善効果のシュミレーションを通じて、必要に応じた仕組みの再構築を行うことで、持続可能な物流体制の構築に向けた取り組みを進めています。
受賞コメント:吉田CLOの言葉
受賞時には、吉田CLOが「この受賞は全ての現場のメンバーが支えてくれたおかげです。物流は企業全体の課題であり、私たち一社で解決できるものではありません。荷主や物流事業者様との協力によって、より良い未来を創っていけると信じています。」とコメントしました。
CLOオブザイヤーとは
「CLOオブザイヤー」は、日経ビジネスが主催する、物流を経営課題として捉え、革新を追求する企業を評価する表彰制度です。物流を守りの機能から攻めの戦略資源に転換する先進的な取り組みが対象となっています。梅の花グループの受賞は、その実績が評価され、多くの企業にとっても刺激となることでしょう。今後も物流を起点としたサプライチェーンの進化が期待されます。