ミラブルが医療機器として誕生
株式会社サイエンスが開発した「ミラブル」が、一般医療機器としての新たな役割を担うこととなりました。この電動式生体用洗浄器は、肌にやさしい洗浄効果を持ちながら、水の使用量や作業負担を大幅に軽減することを目的としています。
開発の背景
ミラブルの技術は、これまでの入浴装置やシャワーヘッドにおいて、高い洗浄力を発揮してきました。それにより、医療現場での使用希望が多く寄せられ、病院や大学との共同研究を通じて、医療機器としての可能性が探られました。サイエンスは、製造及び販売のために必要な認可手続きを終え、新たな医療用洗浄器の開発に踏み切ったのです。
特徴と利点
新しいミラブルの電動式生体用洗浄器は、従来の洗浄器と比べて吐水量が大幅に低減されています。従来品は0.5~1L/分の水を使用していましたが、ミラブルではその量を0.2L/分未満に抑えることが可能になりました。このおかげで、保水タンクも小型化され、持ち運びや取り扱いが便利になっています。さらに、バッテリ駆動により準備時間や洗浄プロセスも短縮され、効率的な使用が実現しています。
使用方法
この洗浄器は、小型コンプレッサーによるバッテリ駆動で動作します。充電したバッテリを取り付け、使用する液体をボトルに入れるだけで準備が完了。電源を入れた後は、トリガーを引くだけで洗浄が始まります。この簡単な操作で、手軽に肌表面を洗浄できます。
医療分野への対応
医療の現場では、肌の洗浄に留まらず、感染症対策や口腔ケア、治療部位の洗浄など、多様なニーズがあります。ミラブルは、これらのニーズに対応するため、様々な機能性水との組み合わせを視野に入れ、洗浄の流量や水流制御が可能です。これにより、医療現場や介護現場での幅広い貢献が期待されています。
今後の展望
サイエンスは、今後も医療機器としての発展を目指し、多様な用途に応じたミラブルの適応を進めていくとしています。また、ミラブルを基にした新たな技術や製品の開発も探求していく方針です。
会社情報
- - 社名: 株式会社サイエンス
- - 所在地: 大阪市淀川区西中島5-5-15 新大阪セントラルタワー北館5F
- - 代表取締役社長: 水上 康洋
- - 設立: 2007年8月
- - 事業内容: ファインバブル製品の開発・製造・販売及びメンテナンス
- - 公式サイト: i-feel-science.com
このように、ミラブルはただの洗浄器から医療機器へと進化し、さらなる可能性を秘めています。今後の活動に期待が高まるばかりです。