テクノロジーで中古マンション市場を活性化!pptcグループ・ホームネットとTERASSが事業提携
近年、新築マンションの供給不足と価格高騰が深刻化する中、中古マンションへの注目が高まっています。しかし、中古マンションは新築と比べて物件の状態や価格を見極めるのが難しく、購入をためらう人も多いのが現状です。
こうした状況の中、pptcグループの株式会社ホームネットと、不動産仲介サービスを提供する株式会社TERASSは、中古マンション市場の活性化に向けて事業提携を行いました。
中古マンション市場活性化に向けた取り組み
両社は、ホームネットが買い取り、リノベーションした年間1,000件を超える中古マンションを、TERASSの不動産ポータルサイトへの掲載やエージェントによる購入サポートと連携させることで、よりスムーズな中古マンション流通を目指します。
具体的には、以下の4つの取り組みを行います。
1.
売主さまの発見・売却提案: ホームネットとTERASSは、それぞれのネットワークを生かし、中古マンション所有者への売却提案を行います。
2.
リノベーション: ホームネットは、売主から買い取ったマンションを、長年のノウハウを生かしてリノベーションし、新たな価値を付与します。
3.
不動産ポータルサイトへの情報掲載: ホームネットの物件管理システムとTERASSのシステムを連携させ、リノベーションされた物件情報をSUUMOやHOME'Sなどの不動産ポータルサイトに自動掲載します。
4.
不動産エージェントによる購入サポート: ポータルサイトから問い合わせがあったお客さまに対して、TERASSの不動産エージェントが、物件に関する情報提供や住宅購入のサポートを行います。
空き家問題解決にも貢献
今回の事業提携は、中古マンション市場の活性化だけでなく、社会問題となっている空き家問題の解決にも貢献すると期待されています。
総務省の調査によると、2023年の空き家数は899万戸で、そのうち56%が集合住宅の空き家となっています。空き家放置は、管理費や修繕積立金の未納、老朽化による倒壊などの危険性、さらには高齢者の孤独死など、様々な問題を引き起こす可能性があります。
ホームネットとTERASSは、空き家マンションを含めた中古マンションの流通を促進することで、空き家問題の解消にも貢献していくことを目指しています。
今後の展望
両社は、今回の事業提携を皮切りに、今後戸建て物件の流通に関する仕組み構築も検討していくとしています。
テクノロジーを活用した不動産取引の進化は、よりスムーズで安心できる住まい選びを促進し、住む人の選択肢を広げることが期待されます。