鷲尾株式会社の「ひんやり長持ち保冷カバー」登場
近年、夜間の気温が上昇し、寝苦しい夏の夜が常態化してきました。その影響で、快適な睡眠が妨げられることが増えています。加古川市に本社を置くワシオ株式会社は、70年の歴史を持つ企業で、これまで防寒製品を数多く手がけてきましたが、環境の変化に対応する新しい製品を開発しました。その名も「ひんやり長持ち保冷カバー」です。
温暖化への挑戦
過去数年間、気象庁のデータによれば、熱帯夜の回数が増加し、2024年夏には30日以上も続く予測が立てられています。1930年代と比較すれば、その回数は実に3倍にも達しています。カーッとした暑さの中での快適な睡眠はなかなか難しいものです。このような背景から、急務として求められているのが、クールで快適な睡眠環境を整えるアイテムなのです。
睡眠の質を向上させるために
理想的な睡眠環境と言われる「頭寒足熱」の状態を維持することが、暑い夏でも快適に睡眠を取り、健康を保つためには重要です。しかし夜の暑さが頭を悩ませる原因となりがちです。それに対抗するため、ワシオ株式会社は逆のコンセプト、すなわち「保冷」に特化した商品の開発に取り組みました。
ひんやり長持ち保冷カバーの特徴
ひんやり長持ち保冷カバーには、以下のような特徴があります。
1.
高い断熱性能: 鷲尾式起毛技術によって、繊維の隙間に空気の層が形成され、高い断熱性を実現。外部の熱を遮断することで保冷が長持ちします。
2.
結露の抑制: 冷たいまくらと室内の暖かい空気との温度差を減少させることで、結露の発生を防ぎ、快適さを保ります。
3.
フィット感: 高い伸縮性により、就寝中のカバーのずれを防止。どんな体勢でも安心して使用できます。
他にはない技術と歴史
1955年に創業したワシオ株式会社は、創業以来独自技術「鷲尾式起毛」により、高い保温性を誇る製品を製造してきました。冬物用品に限らず、気温が高い今こそ、新たな価値を創出することに挑んでいます。
今後の見通し
温暖化が進む現代において、従来の防寒製品だけでなく、保冷分野へのシフトも視野に入れた製品展開が求められています。この新しい保冷カバーは、生活環境に柔軟に適応し、快適な睡眠を提供することを目指しています。
製品情報
- - 商品名: ひんやり長持ち保冷カバー
- - 素材: アクリル64%、ナイロン30%、ウール4%、ポリエステル1%、ポリウレタン1%
- - カラー: アイスブルー・アイスピンク
- - 価格: 2,530円(税込)
- - 発売日: 2025年8月6日
- - 販売チャネル: 公式オンラインストア
この革新的なカバーで、暑い夏の夜でも快適な眠りを手に入れてみてはいかがでしょうか。