「コノベル」が療育サービスのDXでキッズデザイン賞を受賞！

VISH株式会社が提供する児童発達支援および放課後等デイサービス向けクラウドサービス「コノベル」が、第18回キッズデザイン賞の奨励賞であるキッズデザイン協議会会長賞を受賞しました。この賞は、子どもたちにとっての安心で使いやすいデザインを評価するもので、特に療育の現場における業務改善やサービス向上に寄与する点が評価されています。

受賞の理由は、療育施設の利用に伴う膨大なバックヤード作業の負担を軽減し、現場での療育時間を確保するという新しいアプローチにあります。これにより、療育が必要な子どもたちやその保護者はもちろん、現場の職員にとっても多くのメリットがあるとされ、基本機能は無償で提供されているため、誰もが手軽に利用できる点が特に評価されました。

VISHは2004年に創業。以来、幼稚園や保育園に加えて、主に障がいを持つ児童を支援する施設に向けたクラウドサービスの提供を行ってきました。しかし、療育に特化したサービスが不足している現状に対して、業務のデジタル化がほとんど進んでいないことに着目し、システムの開発に注力してきたのです。この「コノベル」の開発は、発達に凸凹がある子どもたちとその家族が、より便利で質の高いサービスを受けられるようにするための取り組みの一環です。

日本国内には、療育を行う施設が年々増加しています。その数は現在約30,000を超えています。障がいの有無に関わらず、地域が連携して子どもを支える姿勢が強まっている中で、特に職員の業務負担が増大しています。保護者のニーズが多様化し、コミュニケーションの必要性が高まる中、業務の効率化が求められています。

「コノベル」は、療育施設に特化した機能を備えており、複雑な利用スケジュールの管理や、発達障がいに関連する情報の記録作業を効果的にサポートします。また、直感的なデザインを採用することで、テクノロジーに不安を感じる職員や保護者でも安心して使用できるようになっています。このようにユーザビリティを高めることは、療育現場でのストレスを軽減する一環として非常に重要です。

さらに、「コノベル」では”スマイルプラン”という無償プランを提供しており、障がいを持つ子どもたちやそのサポートをする人々が、すぐにでもシステムのメリットを享受できる体制を整えています。「ゆとりと笑顔をすべての人に」という理念のもと、VISHは今後も「コノベル」を通じて療育の質を向上させ、多くの利用者の負担軽減に寄与することを目指します。

今回のキッズデザイン賞受賞は、「コノベル」が持つ重要な機能性と、その社会的意義を広く認識されたことを示しています。障害を抱える子どもたちが安心して成長できる社会の実現に向け、VISHの取り組みは今後ますます注目されることでしょう。今後の展開にも期待が寄せられます。