古川国土交通副大臣のベトナム出張とホーチミン市鉄道開業

古川国土交通副大臣のベトナム出張

2023年3月9日、古川康国土交通副大臣がベトナムのホーチミン市を訪問し、都市鉄道1号線のグランドオープニングセレモニーに参加しました。このセレモニーでは、ホーチミン市の都市鉄道建設プロジェクトの完了を祝うと共に、試乗体験も行いました。

グランドオープニングセレモニー

ホーチミン市都市鉄道1号線は、円借款事業に基づき整備された重要なインフラプロジェクトです。セレモニーにおいて古川副大臣は、参加者として関係者に向けて祝辞を述べました。彼は記念撮影にも参加し、鉄道の試乗も行いました。この試乗は、鉄道の安全性と利便性を体験する貴重な機会となりました。

特に、この鉄道は都市の交通混雑を緩和し、住民の移動の利便性向上に寄与することが期待されています。副大臣は、今後の運営と地域社会への影響についても強調しました。

ホーチミン市人民委員会との対談

同日、古川副大臣はホーチミン市人民委員会の委員長であるグエン・ヴァン・ドゥオック氏をはじめ、ベトナム外務省の高官らと会談を行いました。この会談では、都市鉄道1号線の未払い問題やプロジェクトに関する課題が議題に上り、日本側の協力が求められました。

参加者は、両国の関係の強化と、ベトナムにおける日本の技術の重要性について議論しました。特に、鉄道プロジェクトの円滑な運営が求められ、協力関係の深化が強調されました。

グランドパーク都市開発事業の視察

続けて副大臣は、グランドパークプロジェクトが進行中の地域を視察しました。このプロジェクトは、日本企業および海外交通・都市開発事業支援機構（JOIN）の出資によるもので、主に住居、ショッピングモール、公園、病院などが含まれています。日本の都市開発の知識と技術が活かされている点が特徴です。

視察において、古川副大臣は各施設の状況を確認し、開発の進捗状況について関係者と意見交換を行いました。これにより、日本の企業がどのように進出し、ベトナムでの社会基盤の形成に寄与しているかを確認できる機会となりました。