明和町で進化する地域づくりの取り組み
三重県の明和町では、地域の魅力を最大限に引き出すべく、「めいわ観光まちづくり研究会」が活動を展開しています。地域資源を活用した観光施策の中心となる一般社団法人明和観光商社が運営するこの研究会では、持続可能な地域社会の構築を目指しています。
自然環境の重要性を再認識
このたびの活動共有会では、自然体験コーディネーターとして知られる松本愛莉さんがプレゼンターを務め、参加者とともに明和町の豊かな自然環境について考察します。近年は都市化の進行により、自然と触れ合う機会が減少しつつあります。松本さんは「地域の未来を自分ごととして捉え、行動する仲間を増やしたい」という情熱のもと、自ら自然体験プログラムを実施しています。これは、地域とのつながりを深め、歴史文化を伝えるためにも必要不可欠です。
多様な主体の関与による地域活性化
明和観光商社は、「祈る皇女斎王のみやこ斎宮」が文化庁により日本遺産に認定されたことを受け、その魅力を最大限に引き出していくための観光地域づくりに取り組んでいます。観光に対する町民の意識は高く、昨年のアンケート結果では観光に関心を持つ人が約80%、関わりたいと考える人は50%を超えているとのデータもあり、地域の観光振興に対する期待感が伺えます。
未来の観光を一緒に考える
今回のイベントでは、自身の体験を基に共有された意見をもとに、明和町の自然環境について具体的なアクションプランを検討します。持続可能な観光地域づくりには、様々な主体が連携し、地域の特性やニーズに応じた施策を推進することが重要です。
次回の活動は、2月11日(火・祝)に行われる「明和町のこれからの観光を考える会」で、ここでも地域の観光に対する新たな視点を発見する貴重な機会となるでしょう。地域資源の魅力を引き出し、次世代のためにその価値を伝えていくことが求められています。
明和観光商社の役割
一般社団法人明和観光商社は、地域DMOとして、観光施策を通じた地域の活性化やふるさと納税の推進にも力を入れています。観光客を呼び込み、地域の歴史や文化を次世代に繋げながら、豊かな地域社会の形成を目指す一環として、その活動は地域住民や訪れる人々にとっても価値あるものとなることを目指しています。
明和町の地域づくりは、広く市民の参加を促進し、共に育んでいくものとして、今後の展開が期待されています。自然の中で生きることの意味を再考し、未来の明和町を共に築いていきましょう。