綿半の油回収サービス
2025-02-04 12:51:21

綿半が家庭の使用済み食用油回収サービスを開始しサスティナブル社会へ一歩前進

綿半ホームエイドが始める新しい試み



長野県長野市に本社を置く株式会社綿半ホームエイドは、家庭から出る使用済み食用油の回収サービスを始めることを発表しました。この取り組みは、サスティナブルな社会を実現するための一歩として位置づけられています。

8店舗から始まる回収サービス



このサービスは、2024年1月から長野市の6店舗を皮切りにスタートし、さらに須坂市や愛知県清須市の店舗でも導入されるとのことです。利用者は、買い物のついでに使用済みの食用油を店内に持ち込むことができ、その手間を大幅に減少させる効果も期待されています。今後、対象店舗は順次増えていく予定で、一般家庭からの廃油回収が広まることを目指しています。

一般家庭からの廃油回収の現状



現在、飲食店や企業からは大量の食用油が回収されていますが、一般家庭からの廃油回収は遅れています。その理由には、家庭から排出される使用済み油の量が比較的少ないことや、面倒さからきた排出のためのハードルの高さが挙げられます。日本全体で把握されている一般家庭の廃油総排出量は約10万トンですが、実際に回収されている量はわずか4千トンで、回収率は4%と非常に低いのが現状です。

家庭で出た使用済み油の多くは、専用の凝固剤を使ったり、紙にしみ込ませたりして廃棄されるため、その有効利用がされていないのが現状です。このような状況から、綿半の取り組みは非常に重要な意味を持っています。たとえ少量の廃油であっても、多くの家庭から集まることで全体の量は膨大になるため、集積することが意義深いとされています。

客へのメリットと持続可能な社会の構築



綿半店舗では、食品トレーや缶、ペットボトルなどのリサイクルに加え、使用済み食用油も回収しており、すでに多くの利用者に認知されています。この回収に対する意識を高めることで、より多くの顧客が参加できるようになることが期待されています。

回収された使用済み食用油は、再加工されてバイオディーゼル燃料として活用されることとなります。この取り組みによって、厨房から出る食用油を有効活用し、環境に配慮した持続可能な社会構築に寄与することを目指しています。もし綿半での回収量が1,000リットルに達すれば、CO2削減量は2,620kgに相当し、これは樹齢80年の杉の木約187本分に匹敵いたします。

まとめ



綿半の新しい使用済み食用油の回収サービスは、家庭から手軽に持ち込めるという利便性を持ちつつ、環境問題に対して具体的な効果を示す取り組みとなっています。今後の展開が楽しみです。地域に根ざしたサスティナブルな社会実現のために、綿半の活動はますます注目されていくでしょう。


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会社情報

会社名
綿半ホールディングス株式会社
住所
東京都新宿区四谷1-4綿半野原ビル
電話番号
03-3341-2766

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