ゼロ高等学院が特別授業を開催
11月25日(月)、ゼロ高等学院では、株式会社Fundaの代表取締役であり公認会計士の福代和也氏を招いた特別授業が行われました。テーマは「財務思考で読み解くビジネスの本質」です。この授業は、生徒たちに社会やビジネスの実態を深く理解させることを目的としており、数字をもとに企業の戦略を分析する力を育成します。
生徒参加型の学びのスタイル
特別授業では、コンビニエンスストアやドン・キホーテ、回転寿司、スーパー銭湯といった身近なビジネスを題材にし、生徒たちはワークショップに参加して数字の背後にあるストーリーを考える機会を得ました。福代氏は、特に「楽しい決算書の読み方」をテーマにした講義を通じて、どこで利益が生まれるのかという重要な視点を提供し、生徒たちの興味を引きました。
学ぶべきビジネスモデル
授業の中で福代氏は、低価格の商品がどのように集客につながるのか、また高利益商品がいかにして企業を支えているのかを具体的な例を用いて説明しました。特にスーパー銭湯のように「滞在時間の設計」が売上に影響を与える理由についての解説が印象的でした。生徒たちは、企業が利益を生むための戦略を実際のサービスを通じて理解し、自らの考えを深めていきました。
AIと財務思考の融合
講義では、最新のAI技術の活用法についても触れられました。「AIは数字を読み上げられるが、何を分析するかを決めるのは人間の役割だ」と福代氏は語り、AIの時代において必要な「依頼力(プロンプト設計)」の重要性を強調しました。生徒からは、在庫コストの抑え方や経営戦略に関する質問が寄せられ、対話形式の授業が生徒にとってより深い学びの機会となりました。
Fundaの提供する学習リソース
福代氏が運営する教育プラットフォーム「Funda」では、学生や社会人向けに財務リテラシーを身につけるための多様な学習サービスが提供されています。特にアプリ「Funda簿記」は、簿記や会計の基本を効率よく学ぶためのツールで、多くの高校や大学で取り入れられています。このアプリを使用することで、生徒は財務3表の関連性や仕訳の基礎、決算書の理解を手軽に学ぶことができ、高い評価を得ています。
ゼロ高等学院の教育理念
ゼロ高等学院は、主宰の堀江貴文氏のもと「将来の夢を今叶える」ことを教育方針とし、全国に約85名の生徒が学んでいます。傍らで行うビジネス教育は、実践的な能力を育成し、日本一起業家を輩出することを目指しています。
ゼロ高等学院は、これからもリアルで実践的な教育を通じて生徒たちの学びを広げ、社会で通用するスキルを身につけさせる取り組みを続けていくことでしょう。