静岡市の企業イノベーション促進プログラム「DUAL TRACK」
静岡市でペースを盛り上げる企業イノベーション創出支援事業「DUAL TRACK」が、地域企業とスタートアップの連携を促進すべく動き出しています。静岡県内のスタートアップ支援と地域経済活性化をミッションとする一般社団法人静岡ベンチャースタートアップ協会(SVSA)が関与し、地域と全国のスタートアップが一体となった新規事業の立ち上げを目指します。
このプログラムの特徴は、「オープンイノベーション」と「アトツギベンチャー」という異なるアプローチを組み合わせ、新たな価値創造を図ろうとする点です。静岡市内の企業が提案する協業テーマに基づいて、全国のスタートアップが技術やサービスを提供し、選ばれた15社の中から12社がスタートアップとの協業に乗り出します。
中間発表会の概要
2025年11月12日(水)に行われる中間発表会は、このプログラムの進捗を確認し、今後の展望を共有する貴重な機会です。会場は札の辻CROSS HALLで、13時から16:30までの予定で開催され、事業アイデアや協業パートナーの紹介が行われます。特に、SVSAの篠原理事長が審査員として参加し、各社の発表に期待が寄せられています。
具体的には、13時からの開会挨拶に続き、アトツギベンチャープログラムやオープンイノベーションプログラムの事業発表が行われ、事業アイデアや協業先の紹介を通じて、地域創生の現状と課題も浮き彫りにされることでしょう。
参加費は無料ですが、懇親会には人数制限があるため、事前の申し込みが必要です。興味のある方は、下記リンクからの参加申し込みをお待ちしております。
DUAL TRACK 公式HPこちら
SVSAの役割
静岡ベンチャースタートアップ協会は、地域内のスタートアップ企業やベンチャー企業を支援し、地域経済の発展を果たすために様々な取り組みを行っています。資金調達や事業開発のサポート、さらにはネットワーキングイベントの開催などを通じて、地域内外の関係者との連携を強化しています。また、地元の大学や研究機関との協力により、人材育成や技術支援も行い、地域全体の成長を支えています。
新たに立ち上げられたオンラインコミュニティ「Shizuoka Startups Community」は、県内のスタートアップ間での情報共有を促進し、互いの連携を強化する役割を持っています。これにより、静岡県内のスタートアップエコシステムの流動性を高め、持続可能な経済循環が実現されること期待されています。
まとめ
この「DUAL TRACK」の取り組みを通じて、静岡市の地域発展だけでなく、スタートアップ支援の形も再定義されるかもしれません。11月12日の中間発表会は、その動きを直接感じる素晴らしい機会です。地域企業、スタートアップだけでなく、行政も一体となって静岡の未来を切り拓く姿にぜひ注目してください。