神奈川県茅ケ崎市にある特定非営利活動法人Ocean’s Loveが運営する放課後等デイサービス「アフタースクール Ocean’s Love 茅ヶ崎」が、3月22日に特別なスポーツ体験教室『Be A Sportsman !! -ピックルボール-』を開催しました。この教室には、プロピックルボールプレーヤーの吉冨愛子選手と三好健太選手が講師として招かれ、子どもたちに新しいスポーツの魅力を伝えました。
この放課後等デイサービスは、知的および発達障がいを持つ子どもたちが参加し、スポーツや自然を通じて協調性やコミュニケーション能力を育むことを目的としています。これまでも様々なスポーツ体験が行われてきましたが、今回のピックルボール体験は初めての試みとなりました。
このイベントでは、スポーツドクターの辻秀一氏も参加し、子どもたちの活動を見守りました。初めてのピックルボールに不安を抱える子どもたちでしたが、パドルを持つとその表情は一変。準備運動を経て、いよいよボールを使った練習が始まりました。最初はボールに当てることすら難しかった子どもたちも、徐々に慣れていき、吉冨選手と三好選手とペアを組んでラリーを楽しむ姿には自然と笑顔が溢れていました。
講師の丁寧な指導のおかげで、子どもたちは短い時間の中でも着実に上達を見せ、活き活きとした表情でプレーに臨む様子が印象的でした。ラリーを続けるために相手を思いやる姿勢も見え、スポーツが持つ楽しさや団結の重要性が育まれていることが感じられました。
教室の最後には、子どもたちから感謝の気持ちを込めたメッセージボードが吉冨選手、三好選手、辻氏に贈られました。それに対し、3人はスポーツの楽しさや、挑戦し続けることの大切さについて子どもたちに熱いメッセージを送りました。スポーツを通じて、努力し、成長する経験がどれほど貴重であるかを伝えたのです。
今回の『Be A Sportsman !! -ピックルボール-』の開催は、挑戦する心や思いやりの精神を育むことをテーマにしており、今後も様々なスポーツ体験を通じて子どもたちがかっこいいスポーツマンへと成長していく手助けをしていくことが目指されています。子どもたちにとって、アスリートとの交流は大きな刺激となり、未来への希望を与える特別な時間だったことでしょう。
このような試みは、日本財団HEROsの助成を受け実施されていることも大きな後押しとなっています。Ocean’s Loveは、これからも子どもたちの夢を実現するため、様々なスポーツプログラムを提供していく意向を示しています。これからの活動にも期待が高まります。