トレードワークス、FPG証券に受益証券発行システム提供開始

トレードワークスがFPG証券に新システム提供を開始

金融業界はデジタル化が進む中、株式会社トレードワークス（本社：東京都港区、代表取締役社長：齋藤正勝）が、株式会社FPG（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：谷村尚永）の完全子会社であるFPG証券（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：塚田正泰）向けに、受益証券発行信託取引システムの提供を開始することを発表しました。

この新たなシステムは、FPG証券が2025年5月12日より取り扱う個人投資家向けの航空機小口化商品「F.bit航空機小口化商品第1号（譲渡制限付き・為替ヘッジなし）」において活用されます。これは、受益証券発行信託の仕組みを利用して、現物資産としての航空機を裏付けにした信託受益権が小口化され、投資家に提供される新しい形の金融商品となります。

TradeAgent NanoCaskの概要

トレードワークスが提供するシステムは、最新のインターネット取引システム「TradeAgent」シリーズの一環として、「TradeAgent NanoCask」を基に構築されています。このシステムは、口座開設や受益証券の申し込み、契約、保有管理をデジタル化し、全過程をオンラインで完結させることができます。

さらに、TradeAgent NanoCaskはクラウドベースのサーバレスアーキテクチャを採用しており、これにより高いスケーラビリティを実現。新しい金融商品を取り扱う事業者向けに特化した取引基盤として設計されているため、迅速な導入が可能です。これにより、FPG証券は商品開発から販売、管理までをワンストップでデジタル化し、業務の効率化を図ることが可能になりました。

今後の展望

トレードワークスは、本システムの導入を契機に「TradeAgent NanoCask」を基にした提案活動を業界全体に広げていく方針を示しています。特に、次世代金融サービスに挑戦する金融事業者やFintech企業、スタートアップへの展開を強化し、デジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させることが期待されています。

これにより、全てのお客様に対する収益機会の拡大を図り、ひいては金融市場全体の持続的成長に寄与することを目指しています。トレードワークスの取り組みは、今後の金融界において重要な役割を果たすことでしょう。