板橋区のほっとルーム
2025-03-07 15:27:52

板橋区の小学校、地域と共に「ほっとルーム」をリニューアル

板橋区の小学校、地域と共に「ほっとルーム」をリニューアル



東京都板橋区にある上板橋第二小学校(上二小)の「ほっとルーム」が、地域の協力を得て新たに生まれ変わりました。このプロジェクトは、女子美術大学やリンテック株式会社の協力を受けて進められ、地域住民や保護者が積極的に参加しながら、心地よい空間を作り上げています。

「ほっとルーム」は、児童が教室から離れた場所でリラックスし安心して過ごせる場所として、令和5年に設置されました。しかし、この空間は元々図書準備室であったため、装飾に乏しく、児童や教職員から「味気ない」という声が上がっていました。そこで、上二小では「居場所」としての機能を強化するため、令和6年に「ほっとルームリニューアルプロジェクト」をスタートしました。

プロジェクトは「板橋区コミュニティ・スクール(iCS)」の枠組みの中で進行しました。保護者や地域住民から成るコミュニティ・スクール委員会が意見を出し合い、この意見をもとに施工を行う学校支援地域本部が中心となって実働を進めます。地域コーディネーターが協力者を募り、地域を巻き込んだ形でデザインの検討が始まりました。

デザインは「絵本のまち板橋」の趣旨を反映したものとして、女子美術大学が協力しました。アート・デザイン表現学科の卒業生を含む約15名の学生が創作に参加し、教員へのプレゼンテーションを経て、最適なデザイン案が選定されました。

このデザインのコンセプトは「おはなしの森」。自然を意識した緑色の使い方が特徴で、童話の世界観を取り入れた可愛らしいキャラクターが散りばめられています。子どもたちが安心して過ごせる場所を作りたいという願いが込められています。

施工は手造りで行われ、女子美術大学の学生やボランティアの協力が実現しました。施工に必要な材料の一部は、リンテック株式会社から支援を受け、地域の力をフル活用して実現した、心温まる空間が2017年2月19日に完成しました。

このリニューアルに関するお披露目会は令和7年2月25日に行われ、iCS関係者やプロジェクトに参加した学生6名が出席しました。お披露目会の後、児童たちは新たに変身した「ほっとルーム」を見学し、歓声を上げていました。この居場所が児童たちにとって、今後も愛される空間となることが期待されます。

板橋区の教育委員会は、地域の力を活かした取り組みを今後も続けていくことを表明しています。子どもたちの成長を支える新たな試みとして、地域全体が協力して未来を育んでいくことの重要性が感じられるプロジェクトです。


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