映像メディアの変化
2025-02-28 15:36:11

映像メディアの利用動向、SVODが急成長を遂げる

映像メディアの新たな潮流



映像メディアの利用状況を追った新しい調査結果が発表され、特にSVOD(サブスクリプションビデオオンデマンド)の成長が注目を集めています。株式会社フィールドワークスと映像メディア総合研究所が実施したこの調査は、全国から約5000名の参加者を対象に、さまざまな映像視聴メディアの使用状況を明らかにしています。調査の結果として、映画館やDVD・ブルーレイの利用が減少する一方、SVODサービスの利用率が上昇しています。

調査によると、2024年の映像メディア利用率は前年と比較しても大きな変動が見られませんでしたが、特に目立ったのが映画館の利用率の減少です。前年より2.6ポイント下がり、DVD・ブルーレイのレンタルも1.3ポイントの減少を記録しています。これに対し、SVODは2ポイントの増加を示し、定額制サービスを利用する人々が増えていることがわかります。

SVODサービスの利用増加



定額制のSVODや有料テレビ放送を利用する人の割合は、前年から1.4ポイント増加し、36.7%に達しました。この増加は特に顕著であり、今後の映像メディアビジネスにおいても重要な指標となるでしょう。視聴者が自由に選んでコンテンツを楽しめる生配信番組や映画館に代わって、個人のライフスタイルに合わせた視聴方法が主流になってきていることが理由の一つかもしれません。

具体的なサービス名としては、「Amazonプライム・ビデオ」が前年から1.1ポイント増加し、23.0%の利用率を記録しています。続いて「Netflix」は1.2ポイント増加し、9.7%という結果に。さらに「U-NEXT」は0.5ポイントの増加で4.4%に達し、上位3つのサービスは前年から利用者数を増やしています。

調査の背景と目的



この調査は、14年目を迎えるもので、各映像メディアの動向や利用者の声をデータ化し、分析することを目的としています。調査は、映画館やテレビ放送、DVD・ブルーレイの購入・レンタル、そして定額動画配信など、多岐にわたるメディアについてユーザーの利用状況を把握するものであり、今回の結果は市場を理解し、今後の戦略を立てる上で重要です。

調査の対象者は、全国の13歳から69歳までの男女で、調査方法はインターネットアンケートを用い、5021人からの回答を集めました。これまでのデータ蓄積もあいまって、映像メディアの変化を深く洞察するための貴重な資料となっています。

映像ビジネスの未来に向けて



この調査結果は、映像メディア業界の関係者にとって、今後の利用拡大への分析材料として重要です。特にSVODの成長は興味深く、テレビ局や映画館、レンタル店、動画配信事業者などが、その波に乗るためには新しい戦略を模索する必要があるでしょう。視聴者のニーズに応えるためには、より魅力的なコンテンツを提供し、視聴環境の質を向上させることが求められます。

今後も変化し続ける映像メディアの世界。私たちの視聴習慣がどのように進化していくのか、目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社フィールドワークス
住所
東京都渋谷区恵比寿4-11-9クオーレエビス
電話番号
03-6456-3990

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