NGK株式会社による特別講演会が開催
2026年7月1日、神奈川県横浜市にある学校法人森村学園では、中等部2年生201名を対象に、森村グループ企業のNGK株式会社による特別講演会が行われました。この講演会では、創立者である森村市左衛門の理念を振り返り、その考え方がいかに現代の企業活動に受け継がれ、さらに社会の課題解決に寄与しているかを学ぶことを目的としています。
当日は、NGK株式会社の常務執行役員を含む3名の社員が来校し、100年以上にわたって培ってきたセラミック技術を通じて直面する社会の課題に挑戦している企業の歴史について紹介しました。講演の中では、日本の電力インフラを支える「がいし」の製造から始まり、自動車の排ガスを浄化するフィルターであるハニセラムによる大気環境の改善、さらにAI時代を支える半導体製造装置向けのセラミックス、そして大気中の二酸化炭素を直接回収するDAC(Direct Air Capture)技術まで、多岐にわたる内容が語られました。
講演の中で講師は、「企業が成長できた秘訣は、自社の利益のみを追求するのではなく、その時々の社会が求める課題に対して向き合い続けてきたからです」と強調しました。また、森村学園が掲げる「独立自営」の精神についても触れ、自ら考え行動し、社会に貢献することの重要性を説きました。校訓である「正直・親切・勤勉」は、品質へのこだわりや社会貢献、技術を磨く姿勢と深く関わっていると語りました。
講演後の生徒との質疑応答では、「答えのない課題に挑戦するために必要な力」や「環境問題への取り組み」について活発な意見が交わされました。NGK株式会社からは、「正解を待つのではなく、自分で考え、挑戦し、行動することが今後の社会で求められます」というメッセージが伝えられ、生徒たちにとっては将来、自己が社会課題を解決する存在になることの重要性を考える貴重な時間となりました。
この講演会は、森村学園とNGK株式会社のパートナーシップを深める機会となり、生徒たちが自らの未来に対して前向きに考えるきっかけとなることでしょう。NDKの創業精神と学校としての教育理念が重なり、非常に意義深いイベントとなりました。教育と実業界の架け橋となるこのような取り組みがさらに広がることを期待しています。