自動運転AI開発をサポートするFastLabelの新機能発表

FastLabelの新機能が切り開く自動運転AI開発の未来

AI技術の発展に伴い、自動運転車の開発が加速しています。この分野では、データの収集や生成、アノテーション、モデル開発、そしてMLOpsの構築まで、様々な工程が求められます。そんな中、FastLabel株式会社は新たな機能を搭載したAI開発プロダクト『FastLabel』をリリースしました。新機能の導入によって、自動運転に必要なアノテーション作業が大幅に効率化されることが期待されています。

新機能の詳細

FastLabelのアップデートにより、点群アノテーション機能に大きな改善が加えられました。これにより、従来のアプローチに比べて作業効率を30%以上向上させることが実現しました。具体的には、以下の5つの主な新機能が搭載されています。

1. 領域指定によるアノテーションの自動付与

従来は、直方体を設置した後、手動で向きやサイズを調整する必要がありました。しかし新機能では、対象物体の領域を指定するだけでアノテーションが行えるようになり、作業効率が約50%向上しました。この機能により、開発者は作業の時間を大幅に短縮できます。

2. 描画や操作のパフォーマンス改善

カメラの移動や直方体の操作、キャリブレーション画像のページ移動など、操作全般が改善され、作業が格段にスムーズになりました。これにより、作業効率が飛躍的に向上し、より迅速に開発を進められるでしょう。

3. メインカメラの平行投影機能

以前はメインカメラが遠近投影形式で表示されていたため、直方体の位置確認には手間がかかりましたが、平行投影が追加されたことで、位置やサイズを一目で確認できるようになりました。この改良によって、開発者は直感的に作業を進められます。

4. メインカメラでの直方体の操作

従来は直方体の調整にサブカメラを使用せざるを得なかったため、時間がかかるという問題がありました。しかし新機能により、メインカメラを用いて直感的に位置やサイズを調整できるようになり、作業効率が改善されています。

5. フレーム選択の入力と確認

連続点群プロジェクトにおいて、属性数が多くなると、属性の検索やレビューに時間がかかることが問題でした。この新機能では、フレーム選択の属性入力が画面の右側で可能になり、アノテーションとレビューをより円滑に行えるようになりました。

FastLabelサービス概要

FastLabel株式会社は、自社の開発した「AIPaaS」（AI Process as a Service）を通じて、権利クリアかつ高品質なデータの提供、アノテーション代行、モデル開発支援を行っています。これにより、各業界の企業に対し、強力な支援を実現しています。特に、アノテーションの品質管理においては、独自のノウハウを活用して高いデリバリー品質を確保しています。

会社概要

FastLabel株式会社は2020年に設立され、東京都渋谷区に本社を置いています。AI開発を効率的に進めるためのさまざまなサービスを展開し、今後もさらなる機能拡充を目指しています。お客様のニーズに合わせた支援を行うことで、自動運転の未来をより確かなものにするお手伝いをすることが目標です。

詳細については、FastLabel公式サイトをご覧ください。