株式会社土屋がユニークな介護サービス展開へ
介護業界での更なる事業強化を目指す株式会社土屋が、鳥取県米子市の有限会社ケアサービス米子を傘下にすることを発表しました。この子会社化によって、土屋は地域に根ざした在宅介護・看護サービスの提供体制を一層強化し、全国47都道府県で培ったノウハウを融合させることを計画しています。
介護事業の背景
株式会社土屋は2020年に設立され、「探し求める小さな声」を掲げ、重度訪問介護を中心に事業を展開。日本の急激な高齢化に伴うニーズの高まりに応えるため、特に高齢者介護事業にも力を入れてきました。土屋は「地域で自分らしく暮らしたい」という声に対して寄り添い、支援を行っています。
この度、子会社化を決定したケアサービス米子は、1950年設立で、居宅介護支援や訪問介護、通所介護など多岐にわたる福祉サービスを提供している企業です。これにより、土屋は米子市においても地域に特化した支援体制を整えることが可能となります。
新しい体制への期待
新たにケアサービス米子の代表に就任した大庭竜也氏は、従業員と地域の人々への感謝の思いを述べ、「皆様の努力によって成長してきたこの企業をより発展させることが使命である」とコメント。また、従業員同士の協力や地域とのつながりを重視したいと強調しました。
大庭氏は三つの基本理念を掲げ、利用者の笑顔向けたサービスの質向上に努力を続ける姿勢を示しています。利用者に寄り添ったサービス、職員間のコミュニケーション、地域との協調を基に、より良い支援体制を築くことが目指されます。
会社の未来と地域密着型ケア
前代表の三代充夫氏も、地域の皆様と職員に支えられた75年の歩みを振り返り、事業承継の必要性を訴えました。「土屋グループに託したことで、職員の皆さんが安心して就業を続けられると信じています」との言葉が印象的です。彼は企業の伝統を守りながら新しい価値を創造し、地域との繋がりを大切にしていくことを強調しています。
株式会社土屋の概要
株式会社土屋は、岡山県井原市に本社を構え、高齢者や障害を持つ方々がより良い生活を送れるよう、様々な介護サービスを展開しています。クライアントのニーズに反応しながら、専門知識を持ったプロフェッショナルたちが質の高いサービスの提供を行っており、利用者が安心して暮らせる環境作りに努めています。
この新たな一歩は、介護の未来をより豊かにし、地域密着型の支援を充実させることでしょう。今後の土屋とケアサービス米子の動向に注目です。