看護師必見！新しいBLSコース『NCLS』が全国でスタート

看護師必見！新しいBLSコース『NCLS』の開催情報

看護師に必要な新たなBLSコース『NCLS』が日本全土に広がりを見せています。急変対応が求められる病院内での訓練に特化したこのコースは、これまでのACLSやICLSとは一線を画す内容となっており、受講者にリアルなシミュレーション体験を提供します。

具体的な開催地と日程

この春、NCLSは新たに京都市と仙台市でも開催されることが決定しました。また、2025年5月からは、大阪市と名古屋市での開催が見込まれており、6月からは福岡市でも実施される予定です。これに伴い、四国地方を含む関東、中部、関西、東北、九州地域の看護師がNCLSを受講する機会が増え、急変に対応するスキルを磨くことができるようになります。

NCLSの特長

NCLSの最大の特長は、BLSにとどまらない院内急変への対応に特化した研修である点です。従来の内容ではなく、状況に応じたリアルなシミュレーションが用意されており、例えば救急看護師の場合、救急車の受け入れ準備やトリアージが求められる場面からシミュレーションが開始されます。病棟看護師にとっては、入院中の患者の状態変化に即したシミュレーションが行われ、その中で臨床判断や評価に基づく行動を学ぶことができます。

このように、受講者の背景に応じたシミュレーションは、現場で必要なスキルを強化するための重要な要素となっています。特に、「判断」と行動を結び付けるトレーニングが組まれていることが、NCLSの魅力の一つです。

公式テキストの利用

NCLSでは、受講にあたり事前学習が必要です。そのための公式テキストも販売されています。このテキストでは、急変対応に役立つ情報が詳しく解説されていて、文字だけでなく動画のQRコードも含まれています。NCLSを受講する予定のない方にとっても、日常業務に役立つ一冊です。さらに、公式テキストストアはここからアクセスできます： NCLS公式テキスト販売ストア

AHA公式ACLS1日コースも併催

また、NCLSに加えてAHA公式のACLS1日コースも開催されます。仙台、大阪、名古屋、福岡で行われるこのコースは、循環器や麻酔科の専門医試験の申請要件を満たす公式研修です。ACLSを受講した方には、特典としてNCLSに無料で復習参加できる制度も用意されています。これにより、数ヶ月ごとの定期的なブラッシュアップが可能となり、技能の維持と向上につながるでしょう。