テュフズードが新しいOTセキュリティ講座を開講
テュフズードジャパン株式会社は、産業オートメーション分野におけるセキュリティの専門知識を体系的に学べる「IEC 62443 OT(Operational Technology)セキュリティ基礎&実践コース」の受講者募集を2025年4月から開始すると発表しました。本コースは、経済産業大臣より認定を受けた第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)として、産業界にとって非常に重要なプログラムとなっています。
OTセキュリティの重要性
現代の産業オートメーション分野では、IT(情報技術)とOT(運用技術)の融合が進んでいます。この背景には、急速に進化するサイバー脅威に対抗するためのセキュリティ対策の強化が求められていることがあります。このため、OTセキュリティに関する知識と実践が今まで以上に求められているのです。
コースの内容と特徴
本講座は、国際規格「IEC 62443」に基づき、OTセキュリティの基礎知識から実践的なスキルまでを網羅するカリキュラムとなっています。特に、産業システムにおけるサイバーセキュリティ人材の育成を目的としており、以下のような特長があります。
- - 基礎から実践までのカリキュラム:レベル1では基礎知識を、レベル2では実践的なスキルを学びます。
- - 体系的な知識の習得:産業用IoT及びIACSシステムの安全設計、実装、テスト、維持に必要な知識を提供します。
割引制度について
また、Reスキル講座として認定されたことにより、受講する際には厚生労働省の「人材開発支援助成金」の対象となる可能性があります。企業が従業員を本コースに参加させる場合、条件を満たせば助成金を受け取ることができます。
開講日程と対象者
講座は以下の日程で開催されます。
- 1日目:2025年6月10日(火)10:00 - 17:30
- 2日目:2025年6月11日(水)09:30 - 16:00
- 試験(筆記:東京):2025年6月11日(水)16:30 - 17:30
- 1日目:2025年9月29日(月)09:30 - 17:30
- 2日目:2025年9月30日(火)09:30 - 17:30
- 試験(筆記:東京または大阪):2025年10月1日(水)14:00 - 15:00
対象者は、システムインテグレーターや製品製造業の設計・開発・品質管理を担当する方々、また産業系のセキュリティを担当する方々です。
会社の背景と展望
テュフズードは、150年以上の歴史を持つ国際的な認証機関であり、1993年に日本法人を設立しました。医療機器、産業機器、民生機器、自動車など、多岐にわたる分野で企業の安全性を高めるために活動しています。最近では、サイバーセキュリティやAI関連のサービスにも力を入れており、今後も業界のニーズに応じたサービスを提供していく方針です。
詳細な情報は、テュフズードの公式ウェブサイトにて確認できます。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
お問い合わせ先
電話やメールでのお問い合わせも受け付けており、詳細な資料や疑問点についても対応しています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。