富士フイルム、構成管理強化
2023-01-31 10:29:20

富士フイルムメディカル、構成管理システム導入で顧客サービスとサイバーセキュリティ対策を強化

医療機器業界のDX化を加速する富士フイルムメディカルの構成管理システム導入



富士フイルムメディカルは、医療機器のDX化を加速するため、構成管理システム「Blue Sheep」を導入しました。このシステムは、医療機器の販売から設置、保守に至るまでのライフサイクル全体を管理し、顧客サービスの向上とサイバーセキュリティ対策の強化に貢献します。

背景と狙い



医療機器業界では、少子高齢化とデジタル化の進展により、より質の高いヘルスケアサービスを効率的に提供するための取り組みが活発化しています。特に、医療従事者の労働環境改善や処遇改善は喫緊の課題です。

こうした課題解決には、DX推進が不可欠です。富士フイルムメディカルは、DX推進の一環として、顧客ニーズや社会要請に柔軟に対応できる体制構築を目指しています。

しかし、デジタル社会の進展に伴い、サイバー攻撃のリスクも高まっています。そのため、医療機器メーカーは、デジタル化による脆弱性への対策を強化する必要があり、顧客の安心と信頼を獲得することが重要です。

構成管理システム「Blue Sheep」が実現する効果



「Blue Sheep」は、富士フイルムメディカルが営業とサービス部門で利用している「Salesforce Sales Cloud」「Salesforce Service Cloud」にアドオンされ、顧客情報として納入機器などの構成情報を統合します。

導入により、以下の効果が期待されます。

販売・設置した医療機器の構成情報を一元管理: 機器やサービスの構成情報をモデル化し、標準化することで、顧客への価値提供を最大限に実現します。
構成情報の登録・メンテを効率化: 販売データ、出荷データ、キッティングデータなど、構成情報にかかわる管理システムからの各種データを連携し、効率的な運用を実現します。また、「Blue Sheep」の直感的な操作性により、現場の負担軽減にもつながります。
* データ活用によるCX向上、売り上げ拡大: 設置機器の最新情報に簡単にアクセスできるようになり、適切なタイミングでのリプレイスやバージョンアップ提案、アップセルなどのセールス施策をスピーディーに進めることが可能になります。また、構成情報のデータ活用によって、脆弱性対策を強化できます。

DX推進を加速する構成管理システム



富士フイルムメディカルは、「Blue Sheep」の導入によって、顧客ロイヤルティ向上と新たな商談機会の創出を目指しています。BSPSOLの「構成管理導入コンサルティングサービス」を活用することで、事業部横断的なDX推進プロジェクトとして、全体整合を図りながら構成管理を実現しました。

構成管理システム「Blue Sheep」の概要



「Blue Sheep」は、機器の販売・保守事業者向けのサービスマネジメントシステムです。販売・保守サービス事業者が提供するプロダクト及びサービスをEnd to Endで統合的に管理するプラットフォームを提供します。

株式会社ビーエスピーソリューションズ



株式会社ビーエスピーソリューションズは、株式会社ユニリタのグループ会社であり、システム運用の専門企業として2001年に設立されました。ITサービスマネジメント(ITSM)の専門性を高めながら、システム運用領域、人材育成、IT戦略立案、事業部門のデジタルビジネスなどの幅広い領域を支援しています。

まとめ



富士フイルムメディカルは、構成管理システム「Blue Sheep」の導入によって、医療機器のDX化を加速させ、顧客サービスの向上とサイバーセキュリティ対策の強化を実現します。今後、医療機器業界におけるDX推進のモデルケースとして注目されることが期待されます。

会社情報

会社名
株式会社ビーエスピーソリューションズ
住所
東京都港区港南2-15-1品川インターシティA棟29階
電話番号
03-6718-2120

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