福岡の新しい宿泊体験「BUNSHODO HOTEL」
福岡市博多区に新しくオープンした「BUNSHODO HOTEL」は、書店「文照堂」の名を受け継ぎ、本と居場所をテーマにしたユニークなホテルです。6月19日より営業を開始し、訪れる人々に新しい宿泊の楽しみを提供しています。
コンセプトと施設の特徴
このホテルのコンセプトは“Archive”。ここでは、歴史的な背景や人々の想いを未来へ伝えることを目指しています。客室数は全部で26室、内訳はダブルタイプが12室、ツインが4室、フォース(4人部屋)が10室あり、最大定員は76名です。
デザインは内外装ともにクラシカルな要素を取り入れており、ラワン材のコンクリートやモルタルが心地よい雰囲気を演出しています。客室は、利用者目線での配置や設備にこだわり、快適で癒される空間を提供しています。
アートと人のつながり
1階には、「錆枝/sabie」による独自のタイルが配され、文庫本サイズで仕上げられたアートが存在感を放っています。一歩足を踏み入れると、ここにしかない特別な雰囲気が迎えてくれます。また、チェックインの際にはタブレットやスマートロックを利用し、スムーズで快適な滞在を実現しています。
このホテルは、単なる宿泊施設ではなく、本を通じて人と場所がつながる場でもあります。客室内には福岡に縁のある書籍や「10zine」(アーティスト製作の冊子)が揃えられており、訪れる方々からのブックドネーションも募集中。この思いによって、宿泊者は本を通じて他の旅行者や地元の文化と結びつくことができます。
カフェラウンジの魅力
1階のカフェラウンジ「TIMEZ ESPRESSO BAR &」は、宿泊者のみならず、周辺で働くビジネスパーソンや地域住民にも愛される場所となっています。早朝から営業し、質の高いコーヒーを提供するだけでなく、特別なフードメニューも取り入れ、訪れる人を楽しませています。
プロジェクトに関わる人々
「BUNSHODO HOTEL」の背後には、多くの職人や設計者の情熱があります。設計は福岡市博多区の「Aya建築設計一級建築士事務所」が手がけ、施工を「株式会社黒木建設」が担当しました。意匠デザインは「Atelier koma」が行い、ロゴデザインやクリエイティブディレクションは「YATAI」によるものです。これらのプロフェッショナルたちが集まり、このユニークな宿泊施設を形作っています。
ホテル概要
「BUNSHODO HOTEL」のマネージャー、ラスト・アリシャ・スザンヌさんは、アメリカから来日し、福岡の魅力に惹かれてこの地に根を下ろしました。読書や創作活動の愛好者でもあり、ホテルのコンセプトを体現したサービスを提供します。
- - 所在地: 福岡市博多区博多駅前二丁目12番13号
- - 交通: JR「博多駅」から徒歩約6分、地下鉄「博多駅」からも徒歩約5分
- - 客室数: 26室 (ダブル 12室, ツイン 4室, フォース 10室)
新たにオープンした「BUNSHODO HOTEL」は、歴史と文化、そして人々のつながりを大切にしながら、訪れるすべての人にとって特別な体験を提供しています。福岡を訪れた際は、ぜひその魅力を感じてみてください。