入間市に新電力会社「いるまe-MIRAI株式会社」設立
2024年3月13日、埼玉県入間市において新たな電力会社である「いるまe-MIRAI株式会社」が設立されました。この会社は市内の企業4社と金融機関6行の共同出資によって設立され、地域における再生可能エネルギーの供給に注力することを目的としています。
企業設立の背景
この新電力会社の設立は、入間市からの支援を受けて実現したものであり、入間市と包括連携協定を締結しました。この協定に基づいて、入間市は地域の再生可能エネルギーを需要家に供給し、地域の脱炭素化を進めていくことを目指します。
「エネルギーの地産地消」を実現することで、地域の持続可能な発展にも寄与し、地域が直面している課題の改善を図ることになります。
いるまe-MIRAI株式会社の役割
いいるまe-MIRAI株式会社の主な活動は、地域の脱炭素施策と連携して再生可能エネルギーの販売、運営、管理を行うことです。具体的には、公共施設や民間施設、家庭へのエネルギー供給を行い、その売電収入を「入間市ゼロカーボン協議会」を通じて地域活動に還元します。
この取り組みにより、地域コミュニティの活動や持続可能な発展に寄与することを目指しました。
入間市ゼロカーボン協議会とは
入間市ゼロカーボン協議会は、地域のSDGsの推進及び2050年のゼロカーボンシティの実現のために、多様な主体が協力して脱炭素型のまちづくりを進める官民連携の協議会です。市民や企業、行政などが一体となって活動しています。
会社の概要
- - 設立日: 令和6年3月13日
- - 所在地: 埼玉県入間市扇台1丁目5番25号
- - 代表取締役: 金坂良一
- - 資本金: 1,000万円
- - 出資者: 4社(カネパッケージ株式会社、入間ガス株式会社、株式会社テラダイ、株式会社奥井組)および6行の金融機関
- - 事業内容: 再生可能エネルギー等を利用した発電・売電事業、及びそれに関連するさまざまな業務
結論
新しい電力会社「いるまe-MIRAI株式会社」の設立は、地域における再生可能エネルギーの利用と環境保護に向けた重要な一歩です。入間市と連携協力しながら、地域の特性に合った持続可能なエネルギーの形を模索し、環境問題への対応を加速させることが期待されています。今後の活動に注目が集まります。