近年、特に味わいの多様性が魅力の「スペシャルティコーヒー」は多くの人々に親しまれ、その市場は拡大を続けています。しかし、気候変動による影響が懸念される中、高品質なコーヒーの存続が大きな問題となっています。
その中で、コーヒー豆の開発から輸入、販売を手掛けるCOFFEE ROOTS合同会社(コーヒールーツ)が挑むのが、「希少で美味しいコーヒーを未来に残すプロジェクト」です。この取り組みは、クラウドファンディングサイト「For Good」で支援を募り、既に85万円以上の支援が集まっています。
10月9日には、ブルンジから来日した生産者エフレムさんが参加し、日本各地でコーヒーのバイヤーや愛好家と交流を深めながら、その経験とともにワークショップやセミナーを開催する予定です。参加者はエフレムさんの手による、丁寧で風味豊かなコーヒーの魅力を直に体験できる貴重な機会となります。
コーヒーの魅力と背景
コーヒールーツは、創業以来、このように多彩な味わいを持つ希少なコーヒーの存続を目指しています。エフレムさんが生産する90年樹のコーヒーは、それぞれの生産者が持つ技術や伝統が詰まった、試行錯誤を重ねた結果の産物です。このコーヒーの風味は、過去の風味を記憶し、また新たにその魅力を伝える役割を果たしています。
未来に向けた取り組み
「テロワール」と呼ばれる生産地特有の風土や環境も、コーヒーの個性を生み出す重要な要素です。エフレムさんの取り組みは、単なる商業行為ではなく、文化や伝統を次世代に引き継ぐ善意から生まれています。このプロジェクトを通じて、小規模生産者が持つ価値を大切にしながら、持続可能な社会貢献にもつなげたいという強い願いがあるのです。
リターンの内容
クラウドファンディングではさまざまなリターンが用意されています。
- - 3,000円からの「とにかく応援」プランで支援が可能。
- - 4,000円のリターンでは、エフレムさんの2種の異なる焙煎豆を楽しむことができるメッセージ付き商品。
- - 10,000円のコースでは、エフレムさんとの試飲会に招待されるチャンスがあります。
- - 100,000円のリターンは、倉持代表による出張セミナー、希望する場所で学ぶ機会が得られます。
- - さらに、700,000円では現地での収穫期訪問が含まれており、航空券や滞在費用が支援に含まれます。
プロジェクト概要
このプロジェクトは、コーヒーの風味に貴重な物語を持たせ、未来を切り拓くことを目指しています。支援期間は2024年9月1日から10月31日まで。詳細はクラウドファンディングの公式サイトで確認できます。アフリカで育まれたコーヒーの魅力とエフレムさんの物語を、是非実際に体験してみてください。
会社情報
- - 商号:COFFEE ROOTS合同会社
- - 代表者:倉持 晋作
- - 所在地:東京都足立区保木間。
- - 設立:2023年9月。
この取り組みが、コーヒー好きだけでなく、未来へ向けた持続可能な社会を望む方々にも広がることを期待しています。