子ども向けポータブルチェア
2025-05-21 12:47:22

松本山雅FC、旧座席を活かした子ども向けポータブルチェアを制作

松本山雅FC(本社:長野県松本市)が、ホームスタジアム「サンプロ アルウィン」の座席改修工事によって撤去された旧座席をアップサイクルし、子供たち向けのポータブルチェアを制作するプロジェクトを始めました。これにはクラウドファンディングを通じた資金提供を募り、未来のサポーターである子どもたちの観戦環境を改善することが目的です。

このスタジアムが開業したのは2001年。以来、四半世紀にわたって地域の人々に愛されてきました。観客席の老朽化が進む中、昨年末からバックスタンドの改修工事が行われ、約50席が撤去されました。松本山雅FCはこれらの座席を譲り受け、その座席に脚を取り付けて新たな椅子として生まれ変わらせます。そして、集まった資金によってポータブルチェアを購入し、特に乳幼児や障害のあるお子様が安全に座れるような観戦環境を提供することを目指しています。

スタジアム観戦を楽しむためには、子どもが周囲に迷惑をかけないか心配する保護者の声が多く寄せられています。そうした悩みを解決するため、今回のプロジェクトを通じてポータブルチェアを整備し、特に保護者や家族が一緒に観戦できる環境を整えようとしています。これにより、試合を見に来る際の不安が軽減し、家族全員で楽しめる体験を提供することが期待されています。

ポータブルチェアの開発には、インクルーシブデザインを提唱する株式会社Haluが携わっており、全国の多くの企業や自治体で実績を上げています。これにより、家族の観戦体験がさらに良いものとなるでしょう。様々なスポーツイベントでの導入実績もあり、スタジアムの既存座席の上に簡単に取り付けできるため、利用者の負担も少なくなります。

プロジェクトの目標金額は184万円となっており、24口以上の支援があった場合にポータブルチェアを5個購入することができ、最大で11個の購入が可能となります。また、支援していただいた方には、アップサイクルした旧座席から製作した特製の椅子がリターンとしてお届けされます。新旧様々な座席のデザインがあり、長年スタジアムを支えた証を手に入れることができます。

支援者へのリターンには、2001年開業当初から使われた座席を使った椅子や、近年入れ替えられた年式の比較的新しい座席を使用した椅子があります。それぞれにこだわりのデザインが施されており、サポーターとクラブが共に歩む象徴的なアイテムとなるでしょう。

地元の建築事務所と木工所、さらにはデザイナーがタッグを組み、椅子が製造されます。製造は1916年創業の安藤木工所が担当し、その堅牢さと機能美を兼ね備えた椅子が出来上がります。また、このプロジェクトを通じて、松本山雅FCと地域の絆がさらに深まることが予想されます。

このプロジェクトの支援募集期間は2025年5月26日から6月30日までで、クラウドファンディングサイトは信州応援FC「FANTo!」です。目標金額に達した場合のみ支援金が受け取られる形式で進められています。子どもたちとその家族に優しいサッカー観戦環境を実現するための一歩をぜひ応援しましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

会社情報

会社名
株式会社松本山雅
住所
長野県松本市並柳1-10-20
電話番号
0263-88-5490

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。