相模原市とeiiconが共創プロジェクトをスタート
相模原市は、東京都文京区に本社を置く株式会社eiiconと協力し、新たなビジネス創出のためのプログラム『Sagamihara Innovation Gate BUSINESS BUILD 2025』を進めています。この取り組みは、相模原市内企業が全国のパートナー企業と共に新しい価値を創出することを目的としており、地元企業の更なる発展を支援するためのものです。
プログラムの公開とプロジェクト誕生
このプログラムでは、2025年8月5日から9月21日の期間に、相模原市内のホスト企業4社(アマノ株式会社、カヤバ株式会社、大和製罐株式会社、東急建設株式会社)が自ら持つ課題を元に次世代のビジネスアイデアを提案し、それに合致する全国の企業を募りました。多数の応募があり、厳正な選考の結果、4つの新規共創プロジェクトが誕生しました。
ホスト企業とプロジェクト紹介
1.
アマノ株式会社(機械製造業)
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採択企業: スピーシーズ株式会社
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プロジェクトタイトル: 移動するロボットと表現するロボットのコラボによる人と人のつながりを創出
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募集テーマ: 次世代ロボットの共同開発
2.
カヤバ株式会社(輸送用機器製造業)
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採択企業: 株式会社ホーン
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プロジェクトタイトル: キャンピングカー×地域のハブ機能としての事業創造
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募集テーマ: 新しいモビリティ体験の創出
3.
大和製罐株式会社(金属製品製造業)
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採択企業: 株式会社はせがわ
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プロジェクトタイトル: いつまでも一緒に「美味しい」を。田ノ実ギフト
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募集テーマ: やさしい食卓の実現
4.
東急建設株式会社(総合建設業)
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採択企業: 株式会社テックシンカー
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プロジェクトタイトル: 環境価値を掘り起こし革新を目指す
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募集テーマ: 次世代建材の開発
ワークショップの開催
2025年11月19日には、相模原市のソレイユさがみで、ホスト企業と採択されたパートナー企業が一堂に会し、共創ビジネスアイデアのブラッシュアップを行いました。このワークショップでは、事業の骨組みを構築するための集中的な作業が行われ、各企業のアイデアが具体化されました。
今後の展望
今後、採択されたプロジェクトはメンターやサポーターの支援のもと、実証実験やインキュベーションを進める予定です。2026年3月には、成果発表となるDEMODAYが計画されており、さらなる事業化と社会実装を目指します。これにより、相模原市内の企業のつながりを深め、新しいイノベーションを創出する環境が整備されることでしょう。
eiiconとオープンイノベーション
eiiconは日本国内で最大級のオープンイノベーションプラットフォームを運営しており、本プログラムを通じて様々な企業と連携し、事業の成長をサポートしています。これまでに数多くの成功例を生み出し、地域経済の活性化に貢献してきました。
まとめ
相模原市とeiiconの取り組みは、地域の企業の新たな挑戦を生み出すだけでなく、日本全体のビジネス環境に影響を与える可能性を秘めています。今後の進展が非常に楽しみです。