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アルテックが新しい3Dプリンター用素材を展開

アルテック株式会社は、Stratasys社製の3Dプリンター「Origin」シリーズ向けに、セラミックを含有する新素材「Ultracur3D(R) RG 3280」の取り扱いを開始しました。この新素材は、高耐熱性と高剛性を持ち、さまざまな用途に応える高性能な3D印刷材料です。

Ultracur3D(R) RG 3280とは？

Ultracur3D(R) RG 3280は、約65%のセラミックを含むことで、荷重たわみ温度（HDT）は284℃、弾性率は10.5 GPaに達します。このような特性により、試作から少量生産用の射出成形金型インサートや押出ダイス、風洞試験部品など多岐にわたる用途に対応可能です。従来の金属金型や切削加工に比べて、金型製造のリードタイムを大幅に短縮することが期待されています。

短納期と迅速な生産

この素材を用いることで、従来は6～12週間かかる金型製造が、1日未満に短縮されます。例えば、積層ピッチ50μmでの造形速度は約11mm/hを実現し、設計の反復作業を迅速化します。また、Origin Twoの50μm積層においては70%が±30μm内、85%が±50μm内の精度を達成。滑らかな側面と優れた表面仕上げが可能です。

高耐熱・高剛性の多用途性

Ultracur3D(R) RG 3280の特性は、試作や少量生産用の型にとどまらず、高剛性・高耐熱性が求められる複雑な形状の最終製品の造形にも最適です。特に、風洞実験など高剛性が必要な用途でも優れたパフォーマンスを発揮します。

アルテックのショールーム

アルテック株式会社では、Stratasys社製の3Dプリンターの実機を展示するショールームを運営しています。新素材や3Dプリンターの導入にご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

連絡先情報
アルテック株式会社 東京テクニカルセンター
〒135-0016東京都江東区東陽7丁目5番8号 東陽町MLプラザビル1F
TEL：03-5542-6756

会社の背景と実績

アルテック株式会社は1976年に設立され、現在は3Dプリンター事業に特化した企業として成長しています。特に2007年にはObjet社の日本販売代理店として事業を開始し、2012年にはObjet社とStratasys社の合併を契機にStratasys社の代理店となりました。2017年にはDesktop Metal社との契約も結び、金属3Dプリンターの分野でも活動しています。従業員数は138名で、資本金は5,527百万円、東証スタンダードにも上場しています。

アルテックの取り組みは、3Dプリンター業界における重要なステップとなり、新たな技術革新が期待されます。

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