アントンパールが切り拓くレオメトリーの新時代
オーストリアのグラーツから世界に向けて、新たなレオメトリーの幕開けを告げる次世代MCRシリーズが登場しました。このシリーズは、材料特性評価における「精度」「スピード」「インテリジェンス」「適応性」という新たな基準を打ち立て、製造業や研究開発の現場に革命をもたらすことを目指しています。
MCRシリーズの特長
次世代モジュラーコンパクトレオメータ(MCR)シリーズは、品質管理から最先端の研究開発まで幅広い応用範囲を持ち、これまで難しかったアプリケーションを可能にします。特に注目すべきは、結果取得までの時間を大幅に短縮できる点です。さらに、下記のモデルがラインナップされています。
- - MCR 303: モジュラーコンパクトレオメータ
- - SmartPave 303: 動的せん断レオメータ
- - SmartMelt 303: 高性能ポリマー融体レオメータ
- - MCR 503: モジュラーコンパクトレオメータ
- - MCR 703 MultiDrive: 高性能レオメータ
- - MCR 703 Space MultiDrive: 高性能レオメータ
これらのモデルは、最高精度を追求し、最小トルク0.2 nNmで、200 Hzまでの高速データ取得が可能です。このことにより、最速のプロセスでも正確な追跡が可能となり、微細スケールでの挙動を明らかにすることで、新たな実験の可能性が広がります。
卓越したスピード
次世代電子機器の導入により、結果取得が従来よりも迅速に行えるようになりました。これにより、瞬時に起動し、QuickConnectによって片手での測定ジオメトリの着脱が可能です。この機能が生産性を大幅に向上させ、結果として投資の回収を加速します。
インテリジェンスの向上
MCRシリーズはインテリジェントな自動化機能を搭載しており、複雑な解析プロセスを簡素化します。タッチスクリーンによる直感的な操作が可能で、アクセサリを自動で認識するToolmasterや、最新のRheoCompassソフトウェアが搭載されています。これにより、ユーザーは分析に専念することができ、セットアップに貴重な時間を奪われることがありません。
高い適応力
真のモジュラー構造が採用されているため、業界最多クラスのアクセサリや試験モードに対応しています。DMA(動的粘弾性測定)、粉体レオメトリー、トライボロジー、レオオプティクスといった多様な技術に対応し、業界最大の温度範囲をカバー。ユーザーのアイデアとともに成長するプラットフォームです。
グローバルネットワーク
MCRシリーズは、世界各地で16,000台以上の設置実績を誇ります。35カ国以上にわたるグローバルサポートネットワークが構築されており、各国のお客様をしっかりとサポートしています。これにより、アントンパールはその革新性とサービス品質を一層強化しています。
製品の詳細
次世代MCRシリーズの詳細情報やデモ測定を希望される方は、株式会社アントンパール・ジャパンにお問い合わせください。住所や連絡先は以下の通りです。
企業の背景
1922年にオーストリア・グラーツで設立されたアントンパールは、密度・濃度測定、レオメトリー、粘度測定、溶存二酸化炭素測定の分野でグローバルリーダーです。さらに、ラマン分光法、X線回折(XRD)、粒子径解析、表面解析などの先進的な分析技術も広く提供し、食品、化学、石油、製薬業界において多様なお客様に利用されています。毎年売上の14.5%を研究開発に投じており、科学と産業の発展に寄与しているのです。
この新たなMCRシリーズを通じて、アントンパールの革新的な技術がどのような未来を切り拓くのか、今後の展開に期待が高まります。