知的障害者のアートを活用した新しいコンクリートブロックの販売開始
株式会社コモチ(群馬県渋川市)は、2024年9月1日より、障害者アートとコンクリートブロックをコラボレーションさせた新商品を販売します。この取り組みは、社会福祉法人征峯会(茨城県筑西市)との提携によって実現しました。両者の連携は、SDGs活動の一環として、知的障害者のアート作品をブロックにプリントし、販売した際の収益の一部を障がい者支援に使うことを目的としています。
アートプリック:個性を引き立てるブロックの魅力
コモチは、2016年11月に「アートプリック」という商品を発表して以来、スマートフォンで撮影した写真やイラストをコンクリートブロックに印刷するサービスを提供しています。これにより、個人の好みに合わせたユニークなアート作品を楽しむことができるようになりました。お客様は季節や行事ごとにブロックのデザインを変えながら、暮らしに彩りを加えることが可能です。
「ウェルフェア・アートコラボレーション」の目的
最近スタートした「ウェルフェア・アートコラボレーションプロジェクト」では、征峯会のアーティストが描いたオリジナルアートを使用します。販売によって得られた収益は、知的障害者アーティストへの著作権料の原資となり、また従業員のQOL向上に活用されます。このプロジェクトを通じて、購入者は障害者アートへの理解が深まり、社会貢献にも繋がるという意義があります。
障害者アートの魅力とは
障害者アートの魅力は、何といっても固定概念に縛られない自由で純粋な発想です。新しい価値観を提供するこれらのアートは、観る人の心をリフレッシュし、当たり前の日常を見つめ直させる力があります。当プロジェクトで生まれるアート作品は、スタイリッシュまたはポップな印象を持つものが多く、いちアートとしても多くの人に親しまれることでしょう。
社会福祉法人「征峯会」の貢献
茨城県筑西市にある社会福祉法人征峯会は、「最高の笑顔をあなたに」をモットーに、障害者や高齢者向けの福祉サービスを展開しています。約250名の利用者がそのサービスを受けており、彼らの生活に楽しさと生きがいを提供するため、芸術活動にも力を入れています。その結果、利用者やその家族にとって大きな誇りとなり、自信へと繋がる活動が進められています。
今後の展望
コモチは、CSR活動の一環として、持続可能なビジネスの発展を目指します。障害者アートを活用することで、ありのままが肯定される社会を共に築き上げ、彼らの無限の可能性を引き出していきます。また、関わる企業にもこのような活動に参加してもらい、広く社会へ発信していく予定です。
株式会社コモチは、環境への配慮を大切にしながら、時代のニーズに応じたコンクリートブロックの製造・販売を行っています。環境マネジメントの国際規格 ISO14001を取得し、持続可能な社会実現に向けた様々な取り組みに挑戦し続けます。
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