神戸市のデジタル化を支える新たな人材
神戸市がエン株式会社の協力を得て、2025年4月に『ソーシャルインパクト採用プロジェクト』を実施し、新たに『デジタル化専門官』を1名採用することが決まりました。この取り組みは、市民の生活を豊かにし、地域のデジタル化を推進することを目的としています。
専門官の入庁者の声
新たに採用された専門官は、キャリアをテレビ局の放送機材オペレーターから始め、番組制作に転身した後、外資系クラウド企業での経験を積んできた方です。彼は、最初の面接から採用プロセスがオンラインで完結できた点を特に評価しています。「東京に居ながらにしてストレスフリーで転職活動ができたことは大きな利点でした」と語ります。彼はクラウド技術やAIの利点を理解しており、それを社会課題の解決に役立てたいという思いから神戸市役所への応募を決意しました。
新しい環境での挑戦に対しては、「これまでの経験を活かしながら、市民にとって使いやすいデジタルサービスを提供したい」と意気込みを見せています。
市役所の取り組みと未来像
神戸市企画調整局の採用担当者は、市民の生活を豊かにする「スマートシティ」の実現に向けてデジタル技術を積極的に活用していると述べています。「専門人材を民間から迎えることで、様々な分野での知見を取り入れています」と説明。今回の専門官採用もその一環です。市役所では、健康、福祉、子育て、教育、防災など、多岐にわたる情報を集約したポータルサイト「スマートこうべ」の機能向上にも取り組んでいます。
専門官の参画により、市民向け情報発信の強化を図るとともに、企業や団体との連携をより一層深めることで、住民の生活を便利にするプロジェクトを進行中です。「全国各地から多くの応募があり、今後の活動が非常に楽しみです」とのことです。
ソーシャルインパクト採用プロジェクト
エン株式会社は、社会的なインパクトが特に重要な人材の採用を支援する「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」を展開しています。このプロジェクトでは、中央省庁の幹部候補や自治体の専門職、NGO/NPOなど、良い社会を作るために力を合わせる人々と、そのような人材を必要とする様々な団体を繋げることに重きを置いています。これにより、社会課題の解決を加速させることを目指しています。
まとめ
神戸市は、エン株式会社との連携を通じてデジタル化の専門性を深め、市民向けサービスの向上に期待が寄せられています。新たな専門官の就任がどのような変化をもたらすのか、引き続き注目が集まるところです。
社会的意義を感じて新しい挑戦をしたい方は、「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」に注目してみてはいかがでしょうか。興味がある方は、公式YouTubeチャンネルやプレスリリースでさらなる情報を得ることができます。