佐賀県有田町に芽生える新たな文化の風
佐賀県の有田町と聞いて思い浮かぶのは、風情ある陶器の数々。ここは有田焼の発祥地として知られ、早いもので400年以上の歴史を有しています。この地では、毎年100万人以上が訪れる有田陶器市や、伝統的な窯元や工房が点在し、文化的な価値が根付いています。
文化芸術による地域振興の推進
その有田町が現在、地域おこし協力隊員の募集を行っています。この取り組みは、株式会社andONEによるもので、地域振興を目的とした人材の訪問を期待しています。具体的には、「焱(ほのお)の博記念堂」を拠点にして、地域文化の重要な資源である有田焼を中心に、アートディレクションやイベント企画の運営を行うことで、新たな文化づくりに挑むことを目指しています。
「焱の博記念堂」の役割
有田町の文化ホール「焱の博記念堂」は、地域の芸術・文化イベントの発信拠点として整備されています。ここでは、観客を惹きつける多彩なイベントを開催し、地域の文化的な賑わいを創出しています。この博記念堂を舞台に、協力隊員は地域内外のアーティストや文化人材と連携し、魅力の発信に努めます。
具体的なミッション
協力隊員はビジョンに基づき、次のポイントを推進します:
- - 有田焼をはじめとして、地域の文化資源の掘り起こし
- - 地元住民やアーティスト、地元事業者と協力してプロジェクトを形成
- - 展示やプロジェクトを通じて、有田町の新たな価値を発信
求められる人材像
地域おこし協力隊には、企画運営を中心に以下の業務を担ってもらう計画です。
- - 自主事業の企画立案・実施
- - 貸館の営業業務
- - 施設の日常運営業務と技術支援
- - 自らのイベント企画・運営
特に歓迎されるのは、文化芸術イベントや地域振興に興味があり、地域コミュニティに積極的に関与する意欲を持つ方。ヘルシーなライフスタイルを維持しながら、誠実に活動できる心の持ち主、アートやクラフト分野に関する深い知識を有する人材が求められています。
勤務条件と生活支援
新たに採用された地域おこし協力隊員は、歴史と文化の森公園内の焱の博記念堂で活動します。勤務時間は午前8時30分から午後4時30分までで、報酬は月額220,748円。
さらに、住居は町が契約し家賃を負担するため、生活の基盤をしっかりサポートされています。活動用の公用車も貸与され、厚生年金や共済組合にも加入できます。
andONEの支援体制
株式会社andONEは、協力隊員への伴走支援も行っています。悩みや問題に直面した際には、メンターが相談に乗ってくれる体制を整えています。また、プロジェクト推進に必要なツールやナレッジを提供し、オンラインサロンを通じて仲間と共に経験を共有しながら活動を進めることが可能です。
株式会社andONEの役割
このプロジェクトを支えるandONEは、地域創生に特化した人材エージェンシー。移住や地域の活性化に力を入れ、若手人材の派遣や支援を行いながら、各地の特色を活かした活動を実現しています。
有田町の新しい文化の風を感じるために、積極的に挑戦したい方は、ぜひこの機会を捉えて地域との交流を深めてみてはいかがでしょうか。