営業解体新書がもたらす新たな営業教育の形
コグニティ株式会社が新たに提供するYouTubeシリーズ「営業解体新書」は、営業スキルの向上を望む多くの営業パーソンにとって注目のコンテンツです。本企画は、営業の達人のトークをAIで分析し、その成果を最大限に引き出す方法を学ぶことを目的としています。特に、営業において高い成果を上げるトップ営業パーソンの戦略に焦点を当て、実務に役立つノウハウを提供します。
営業現場でトップを誇る斉藤氏のトーク
「営業解体新書」の第1回目のゲストは、株式会社オープンハウスグループの営業パーソン、斉藤蕗氏です。彼は、全国的なマンション販売でのトップ営業パーソンとして知られており、そのトークは4分間という短い時間の中に多くのエッセンスが凝縮されています。このトークから、即実務で活用できる3つのポイントが抽出されました。
高いオープン質問の比率
斉藤氏の営業トークの特徴の一つは、オープン質問の比率が非常に高いことです。具体的には、1分あたり2.5回のオープン質問を行うことで、相手の本音を引き出す技術を用いています。このような質問形式は、通常の営業トークでは逆転するケースが多いですが、斉藤氏は高度なスキルと経験に基づき、自然な会話を促進しています。
イメージを膨らます前置き質問
さらには、質問の前置きで状況設定を行うことで、相手にイメージを持たせる手法も効果的です。例えば、「50㎡以上で駅徒歩10分以内」といった具体的な条件を示すことで、相手が想像しやすい環境を提供しています。このような技術により、会話が深まり、相手のニーズを的確にキャッチすることが可能になっています。
クロージングへの巧妙な利用
斉藤氏のもう一つのスキルは、顧客の発言を理由にしたクロージングです。たとえば、「ご結婚を考えているからこそ、皆さんにとっても良いご提案ができる」といった形で、お客様の発言を基にした提案は極めて自然で、相手が受け入れやすい話し方を実現しています。
独自AIを活用した営業トーク検定
コグニティでは、「COG-SALES」という営業トークの検定サービスも提供しています。これは、独自のAIフレームワーク「CogStructure」を用いて音声データをアップロードすることで、話し方や質問傾向を可視化するもので、実際の企業でもすでに多くの導入実績があるとのことです。この技術が営業成績を平均で20%向上させた実績もあるため、利用価値は高いと言えるでしょう。
今後の展開
「営業解体新書」は今後も続いていく予定で、毎月異なる業界の営業トークを取り上げ、さらなる分析を実施していく予定です。営業スキルの向上を目指す人々にとって、これはまさに見逃せないコンテンツとなりそうです。コグニティは、属人的なノウハウを再現可能な技術として提供し、より多くの人々が営業の秘訣を学べる機会を作り出しています。
今後のアップデートや新たなターゲットも期待されますので、ぜひ公式ページやYouTubeチャンネルでチェックしてみてください。