広告業界の新たな展開 マリンソフトウェアが日本支社を設立

アメリカ・サンフランシスコに本社を持つマリンソフトウェアが、ついに日本市場に本格参入しました。2012年9月12日、東京都千代田区に日本法人を設立、これにより広告主や広告代理店向けにデジタル広告の管理プラットフォームを提供する体制が整いました。日本支社は、同社の海外拠点との連携を強化し、グローバル展開を進めるとのこと。マリンソフトウェアは、これまでアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、シンガポールからオーストラリアまで広範な市場で数百を超えるブランドに対して広告運用を支援しており、今回の日本支社設立もその戦略の一環です。

新たに日本支社の代表取締役には、池田智幸氏が就任。彼は前職のアドビシステムズではScene7のアカウントエグゼクティブを務めていた他、オットージャパンではEコマース部の部長をつとめるなど、豊富な経験を活かし、マリンソフトウェアの成長を支える重責を担います。

マリンソフトウェアは、国際化が進展する広告業界において、より多様なマーケティングニーズを受け止め、顧客のROI(投資利益率)を高める施策を積極的に実施していく考えです。現在、同社は1800以上の顧客を有し、年間で約40億米ドルのオンライン広告を管理しています。この豊富な経験と技術により、広告主や代理店がより効果的に広告運用を行える環境を提供していく方針です。

同社のプラットフォームは、Google、Yahoo! JAPAN、Bing、Baidu、Facebook、Criteoなど、多くのグローバルなパブリッシャーを幅広くカバーしており、26の通貨での管理が可能です。これにより、ブランドや広告代理店は効果的なデータ分析や広告プログラムの最適化を実現できるのです。マリンソフトウェアの技術は、顧客の広告費の効率を改善し、時間の節約にもつながります。

池田氏は、日本支社の設立に際し、「まだ広がり続ける日本市場に向けて、マリンソフトウェアの優れた広告管理プラットフォームを提供できることに大いに興奮しています。これを機にマリンソフトウェアの顧客基盤を広げ、さらなる成長を図っていきたい」と語ります。

また、マリンソフトウェアCEOのクリス・リエン氏は、「日本支社の開設は、グローバルなマーケットへの大きな一歩です。日本語でのサポートを通じて、広告主や代理店の業績向上に寄与できると信じています」と述べ、日本市場への熱意を表明しています。

このように、マリンソフトウェアの日本進出は、広告業界に新たな風を吹かせる可能性を秘めています。今後の展開が注目されるところです。

会社情報

会社名
マリンソフトウェア株式会社
住所
東京都千代田区永田町2-11-1山王パークタワー3階
電話番号
03-6205-3179

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