女性リーダーを育成する「女性リーダー支援基金」第4回公募開始!
日本の「ジェンダーギャップ指数」は世界から大きく遅れをとっており、女性のリーダーが育ちにくい状況にある。この現状を変えるため、公益財団法人パブリックリソース財団は、政治家や起業家などリーダーを目指す女性たちをサポートする「女性リーダー支援基金 ~一粒の麦~」を創設した。
2021年から3年間で19名の女性リーダー候補者を支援してきた同基金は、2024年度も6名程度の女性リーダー候補者を募集する。選考された候補者には、1人100万円の活動奨励金が支給されるほか、交流会や勉強会などの非資金的な支援も提供される予定だ。
女性リーダー支援基金設立の背景
同基金は2021年に石川清子さんによって設立された。石川さんは、日本のジェンダーギャップ解消のためには、意思決定に参画する女性リーダーを増やすことが急務だと考えていた。2024年度からは石川さんの意思を引き継いだ多くの支援者によって支えられる民間の基金として活動を続けている。
女性リーダー候補者の募集
今回の公募では、女性リーダーとして今後の活躍が期待される個人を募集している。応募資格は特に設けられていないため、政治、経済、社会起業家など、様々な分野でリーダーシップを発揮したいと考えている女性は誰でも応募可能だ。
支援内容
選考された女性リーダー候補者には、以下の支援が提供される。
活動奨励金: 1人あたり100万円
交流ミーティング
メンター制度
勉強会
研修会
審査委員
審査委員は、社会学者の上野千鶴子氏をはじめ、各界の著名人によって構成されている。
審査委員長:上野 千鶴子(社会学者、東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズ・アクション・ネットワーク 理事長)
* 審査委員:及川 美紀(株式会社ポーラ 代表取締役社長)、小木曽 麻里(株式会社SDGインパクトジャパン 代表取締役Co CEO)、能條 桃子(一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN代表理事、FIFTY PROJECT代表)、浜田 敬子(ジャーナリスト)
過去の受賞者
これまでの3回の公募を通じて選ばれた19人の受賞者は、政治家を志す女性、選択的夫婦別姓制度の導入促進に取り組む活動家、ハラスメント相談センター設立を目指す人、IT、芸能、医療、看護など様々な分野でジェンダーギャップ解消に取り組む人など、多岐にわたる。
女性リーダー支援基金の目指すもの
同基金は、女性リーダー候補者への支援を通して、女性の社会的地位の向上とジェンダー平等の実現を目指している。
応募方法
応募を希望される方は、同基金のウェブサイトから応募書類をダウンロードし、必要事項を記入の上、提出してください。
特設サイト: https://www.info.public.or.jp/support-women-leaders
公募サイト: https://www.public.or.jp/project/f0159
女性リーダー支援基金について
公益財団法人パブリックリソース財団は、2000年にNPO法人パブリックリソースセンターとして発足した。NPOなどの非営利事業体のマネジメント強化、社会的責任投資にかかる企業の社会性評価やCSRの推進支援、オンライン寄付をはじめとする寄付推進事業などを展開してきた。2013年1月には、公益財団法人パブリックリソース財団として新たにスタートし、「意志ある寄付で社会を変える」ことをミッションに、様々な寄付の方法を提供している。