Splunk Enterprise 6.4発表:ビッグデータ分析コストを最大80%削減

Splunk Enterprise 6.4:ビッグデータ分析コストを劇的に削減



2016年4月、Splunk Inc.は、データ分析プラットフォームの最新バージョンであるSplunk Enterprise 6.4を発表しました。この新バージョンは、ビッグデータ分析のコスト削減に大きく貢献する革新的な機能を備えています。

主要な新機能とメリット



コスト削減:最大のポイントは、データストレージコストの削減です。オンプレミス、クラウド、ハイブリッド環境のいずれにおいても、最大80%ものコスト削減を実現します。これは、企業のデータ分析における大きな負担軽減につながります。ユーザー自身もデータクエリに対するコスト/パフォーマンスの最適化を行うことができます。

インタラクティブな可視化と分析機能の強化:Splunk Enterprise 6.4は、より洗練されたインタラクティブな可視化機能を提供します。新しい可視化パターンが追加され、Splunkbaseから新しい可視化ライブラリも利用できるようになりました。さらに、新しい開発者向けフレームワークにより、ユーザーはデータ可視化を容易にカスタマイズできます。フレキシブルなデータサンプリング機能は、大規模データセットのクエリパフォーマンスを向上させます。予測分析機能も強化され、トレンド予測や欠損値の予測精度が向上しています。

セキュリティと運用管理の強化:システムイベントの監視機能が強化された新しいSplunk管理コンソールが導入されました。OKTA、Azure Active Directory、Active Directory Federation Services (ADFS) へのWebシングルサインオンにも対応し、セキュリティが強化されました。管理者権限の柔軟性も向上し、より柔軟な運用とセキュリティ対策が可能になりました。

クラウドサービスとの連携強化:Akamai CDN、AWS、ServiceNowといった主要クラウドサービスとの連携が強化されました。それぞれのサービスに特化したアプリが提供され、クラウド環境でのオペレーションインテリジェンスを向上させます。例えば、Splunk App for Akamaiは、Akamai CDNサービスのパフォーマンス、可用性、セキュリティをリアルタイムで監視・分析できます。

導入事例



複数の企業がSplunk Enterprise 6.4の導入効果を実感しています。TransUnion社のエンタープライズアーキテクトであるEd Bailey氏は、Splunkが他のソリューションと比べて低いTCOを実現できると評価しています。Otto GroupのプロダクトマネージャーであるAndre Pietsch氏は、新しい可視化ライブラリと開発者フレームワークを活用し、ビジネス指標のリアルタイム把握を容易にしたと報告しています。

まとめ



Splunk Enterprise 6.4は、ビッグデータ分析におけるコスト削減と効率向上に大きく貢献するバージョンです。コスト削減、強化された可視化機能、セキュリティ強化、クラウドサービスとの連携強化など、多くのメリットがあります。無料トライアル版も提供されているため、まずは実際に試してみることをお勧めします。Splunkによって、企業はデータ分析によるビジネス価値の最大化を、より容易に実現できるようになるでしょう。

会社情報

会社名
Splunk Services Japan
住所
東京都 千代田区丸の内 2-4-1丸の内ビルディング34F
電話番号

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