地域協働型子ども包括支援基金、第二回助成団体発表
2023年、「ゴールドマン・サックス 地域協働型子ども包括支援基金」の第2回目の助成先が発表され、4つの団体に総額2400万円の支援が決定しました。この助成プログラムは、困難な状況にある子どもたちを支えるためのコミュニティベースの取り組みを推進することを目的としています。
助成先の紹介
この度選ばれた4団体は以下の通りです:
- - 一般社団法人うみのこてらす(徳島県海部郡牟岐町)
- - 一般社団法人えんがお(栃木県大田原市)
- - 認定特定非営利活動法人こども∞感ぱにー(宮城県石巻市)
- - 特定非営利活動法人ヒミツキチ(宮崎県宮崎市)
これらの団体は、地域での子ども支援の現場でそれぞれ独自の活動を展開し、地域課題に取り組んでいます。今回の助成により、より多くの子どもたちが支援を受けられる機会が増えることが期待されています。
地域協働型支援の意義
認定NPO法人「Learning for All」(以下、LFA)が主導するこのプログラムは、2010年に学習支援から始まり、連携を通じて継続的な支援体制を構築しています。LFAは、地域の大人たちがネットワークを作り、支援が必要な子どもたちを見逃さずに早期にサポートすることが重要だと考えています。これにより、子どもたちが抱えるさまざまな困難を解決するための協力体制が生まれます。
LFAは、子ども支援モデルを全国に広めることを目指しており、地域内での協働による支援の重要性を強調しています。この助成プログラムの支持を通じて、全国各地での子ども支援の実践がより強固なものとなり、地域のニーズに応じた柔軟な支援が行われることを目指しています。
未来への展望
第二回助成プログラムでは、2024年から2026年度にかけてさらに7500万円の支援を予定しています。この中で、助成先団体が行う新たな地域協働型支援の取組みをLFAも共に学び、次世代へと繋げていく意図があります。子どもたちが安心して成長できる環境づくりのための努力が続けられることで、地域全体の向上が期待されます。
代表のメッセージ
LFAの代表、李 炯植氏は「我々は、困難を抱える子どもたちへの支援が、地域の力によって可能になると信じています。そのためには多くの人々が手を取り合い、共に学び成長する姿勢が重要です」と述べています。このコメントからも、地域包括支援の価値を再確認する想いが伝わってきます。
LFAは、今後もあらゆる困難に直面する子どもたちへの支援を広げるために努力し続けるとともに、その成長を後押しするために、多くの人々の協力を期待しています。