朝日リビング株式会社、業務効率化のため電子契約システム導入
東京都町田市に本社を置く朝日リビング株式会社は、不動産テック企業である株式会社いえらぶGROUPが提供する電子契約システム「いえらぶサイン」を導入し、業務効率化を推進すると発表しました。
朝日リビング株式会社は、首都圏を中心に1都3県で12店舗を展開する不動産会社です。売買仲介、管理業務、買取再販など幅広い事業を展開し、8000戸もの物件を管理しています。同社は、2020年にはいえらぶGROUPの賃貸管理システム「いえらぶCLOUD」を導入しており、今回の「いえらぶサイン」導入は、さらなるDX化、業務の一元化に向けた取り組みの一環となります。
「いえらぶサイン」導入による効果
「いえらぶサイン」の導入により、朝日リビング株式会社は賃貸借契約の新規締結、更新、解約業務の電子化を実現しました。これにより、約8000戸の物件管理における契約業務のデジタル化が促進され、業務効率が大幅に向上すると期待されています。
特に、紙媒体による契約業務に関連するコスト削減が期待できます。堀尾忠嗣氏(朝日リビング株式会社流通事業本部課長兼情報システム室室長)は、郵送費(返送用封筒、切手代、レターパック等)の削減効果を強調しています。10月の郵送費値上げを背景に、このコスト削減効果は経営面で大きなプラスとなります。
また、「いえらぶサイン」は「いえらぶCLOUD」と連携しており、取引の進捗管理から契約締結、保管までを一つのシステムで完結できるため、業務の簡素化とスムーズな情報共有に繋がります。
「いえらぶサイン」の概要
「いえらぶサイン」は、不動産の賃貸契約、更新契約、解約対応、契約書の保管などをオンラインで完結できるシステムです。不動産基幹システムを問わず連携でき、既存の書類をひな型として利用することも可能です。さらに、総務省と経済産業省が認可する電子署名とタイムスタンプが付与されるため、契約書の偽造、改ざん、不正アクセス、入力不備などを防止するセキュリティ機能も備えています。
今後の展望
いえらぶGROUPは、今後も不動産業界における業務効率化とDX推進に貢献していくとしています。朝日リビング株式会社は、「いえらぶサイン」を活用し、業務のDX・一元化を進め、不動産業者だけでなくユーザーにとっても利便性の高いサービス提供を目指していくとのことです。両社の連携により、不動産業界全体のデジタル化が加速していくことが期待されます。
会社概要
朝日リビング株式会社
代表者:代表取締役 田代雅司
設立:1972年2月
資本金:1,000万円
所在地:東京都町田市森野1-8-3 2階/3階
株式会社いえらぶGROUP
代表者:代表取締役 岩名泰介
設立:2008年1月
資本金:3,825万円
所在地:東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビル50階