新たな投資家の誕生
日本のスタートアップ支援を目的とした「投資家名鑑」に、株式会社ディープコアが新たに参加しました。この取り組みは、スタートアップ企業が必要とする資金調達やパートナーシップを構築するための重要な一歩です。株式会社ベクトルの運営するベンチャーTV内において、ディープコアは特にAIや先進的技術に特化した投資家として多くの注目を集めています。
番組とプラットフォームの拡充
ベンチャーTVは、国内での有望なスタートアップのピッチを動画で視聴できるプラットフォームとして、現在700社以上のスタートアップ情報を掲載しています。ここでは、厳選された企業が紹介されており、投資家たちはそれらの情報を無料でアクセスすることが可能です。特に、ディープコアの参画により、AI分野を志向するスタートアップとのマッチングが期待されます。
DEEPCOREの概要と理念
株式会社ディープコアは、東京都文京区に本社を置くベンチャーキャピタルで、主にAI、IT、IoT等の技術をもつ企業に対して投資を行っています。社員は18名で、シードおよびシリーズAラウンドへの投資を行い、チケットサイズは1,000万円から2億円まで多岐にわたります。
「投資家名鑑」への参加について、代表取締役社長の仁木勝雅氏は、「私たちが参加することにより、スタートアップとの新しい接点を創造し、未来を切り拓くAIスタートアップとの出会いを期待しています」と表明しました。
ベンチャーTVの今後の展望
ベンチャーTVは、投資家名鑑を通じてVC、CVC、事業会社、エンジェル投資家の情報を集約し、投資対象領域やラウンドによる検索機能を老舗化しています。このサービスにより、国の方針でも強調されているスタートアップへの積極的な投資が実現されるでしょう。また、投資家とのマッチング後もPR支援や広報戦略のサポートを行うため、スタートアップ企業の成長をトータルで支援する体制が整っています。
国内スタートアップ支援の必要性
政府は2027年度までにスタートアップへの年間投資額を10兆円規模に拡大することを目指していますが、現在の環境では、スタートアップ企業が事業に集中するためのインフラが未整備な状況です。ベクトルはこれまでに約200社に投資を行い、スタートアップの抱える課題を把握しています。営業やPR、採用といった面でのサポートを通じて、スタートアップのエコシステムを構築することを目指し、ベンチャーTVはその一翼を担います。
終わりに
株式会社ディープコアの参加は、スタートアップと投資家の双方にとって大きな意義を持ちます。そして、このプラットフォームが未来のビジネスシーンにどのような影響を与えるのか、今後の展開に期待が高まります。