障害者雇用の新たなステージ「CJサテライトオフィス」始動

CJサテライトオフィスとは

株式会社チャレジョブが2021年9月1日に開設した「CJサテライトオフィス」は、埼玉県鴻巣市に位置し、障害者雇用の拡大を目指しています。すでに約70社のパートナー企業と協力し、延べ1000人以上の障害を持つ方々に雇用機会を提供しています。これは、企業が障害者雇用を実現するためのサポートを強化する重要なステップと言えるでしょう。

新しい働き方の提案

新型コロナウイルスの影響で私たちの働き方も大きく変化しました。このCJサテライトオフィスでは、コロナ禍を見据えたハイブリッドな勤務形態を実現。感染症のリスクを軽減しつつ、障害のある方が安心して働ける環境を提供しています。社員が密集する都心部から離れた場所に設置することで、通勤のストレスも軽減されます。これにより、仕事を行う上での移動負担が軽減され、障害者の方々がより働きやすい環境が整います。

感染症対策の強化

感染症拡大の影響を考慮し、CJサテライトオフィスではさまざまな対策を実施しています。入館時には検温と手指の消毒が義務付けられており、全社員へのマスク着用も徹底されています。また、オフィス内は定期的に除菌清掃され、空気清浄機も導入されるなど、清潔な環境が保たれています。これにより、基礎疾患を抱える方々にとっても安心して働くことができる場所として評価されています。

3拠点目の設立

「CJサテライトオフィス」は埼玉県内において3拠点目の開設となります。すでにさいたま市と桶川市に設置された拠点に続く形で、現在進行中の採用活動も新たなオフィスにおいて行われ、さらに多くの障害者雇用の機会が拡充される予定です。これにより、地域での障害者雇用の促進も期待されています。

今後の展望

今後、チャレジョブは埼玉県を中心に拠点を拡大していく計画です。2021年度内には18拠点、2022年度内には25拠点の体制を目指し、さらなるサービスの充実を図っていくことが予定されています。また、養液栽培を活用した「農園型サテライトオフィス」の設置も視野に入れており、多彩な働き方に応じたサテライトオフィスの運営を目指しています。

このように、CJサテライトオフィスは障害者雇用だけでなく、地域との共生を促進し、労働市場における障害者の位置づけを強化する重要な役割を果たしていくことでしょう。どのような環境が整えられ、どのように成長していくのか、今後の展開が非常に楽しみです。