札幌市職員向け生成AIリテラシー研修
札幌市で行われた生成AIリテラシー研修に460人の職員が参加し、アンドドット株式会社の茨木雄太代表が講師を務めました。この研修は、札幌市未来技術活用プロジェクトが主催し、自治体での生成AI活用の重要性に焦点を当てています。研修は三部構成で、参加者は生成AIについての知識を深め、自らの業務での活用方法を学びました。
研修の構成と内容
第一部: 自治体の生成AI活用現状
第一部は、GUGA(一般社団法人生成AI活用普及協会)業務執行理事の小村亮氏が登壇し、現在の自治体における生成AIの活用状況を説明しました。生成AIがもたらす可能性や、なぜ職員がこの技術を学ぶべきかについての重要性が強調されました。
第二部: 生成AIの事例解説
続く第二部では、茨木氏が「リテラシーとクリエイティビティ」をテーマに、自らの業務に生成AIを取り入れるための具体的な方策を紹介しました。特に注目されたのは生成AIに対するリテラシーの向上とクリエイティビティの発揮の重要性で、参加者は情報漏えいや著作権、誤った回答についての知識を得ることができました。漫画を使った解説で視覚的にも理解を深める工夫がなされました。
この部では、生成AIの活用方法を7つのパターンに分け、自身の業務とどのように結びつけていくかを模索することが求められました。参加者は日常業務における具体的な活用ケースを考えながら、生成AIの利活用の幅を広げていくことが期待されています。
第三部: パネルディスカッション
第三部では、札幌市の行政改革・DX推進室の中川和也氏と小村氏、茨木氏が出席し、生成AIが自治体にどのような未来をもたらすかについてディスカッションしました。実際の行政業務での生成AIの導入事例として、議事録の作成や契約書の確認の取り組みが挙げられました。実務での具体的な活用を通じて、職員がより専門的な業務に集中できるような環境が整いつつあることが確認されました。
今後の展望
アンドドットは、今回の研修を通じて生成AIの技術を職員がスムーズに業務に活用できるよう支援していく方針です。研修では、ただ技術を学ぶだけでなく、情報の取り扱いや具体的な業務への応用を重視します。企業や自治体に対しては、経営課題に沿った生成AIの活用テーマ設定、人材育成、システム開発、運用に至るまで、幅広くサポートしていく意向です。
札幌市の事例を機に、他自治体でも生成AI活用が進められ、さらなる行政改革と市民サービスの向上が期待されています。今回の研修を通じて、職員自らの手で未来の行政を切り開く力が育まれることを願います。