訪日中国人の不安調査
2024-10-28 12:54:17

訪日中国人の地震不安度62.2%!災害時の情報収集方法とは

訪日中国人が感じる不安と必要な情報とは



インタセクト・コミュニケーションズ株式会社が行った調査によれば、訪日中国人の62.2%が地震に対して不安を感じており、54.7%が津波についても不安を抱いていることが明らかになりました。この調査は、2024年10月6日から8日の間に、北京、上海、広州など10都市に住む20歳以上の中国人を対象に実施されました。今回の記事では、調査結果を詳細に分析し、訪日外国人旅行者が求める情報について探ります。

調査背景と訪日外国人の状況



2023年はアフターコロナの影響で、訪日外国人数が2500万人を超えるほどの回復を見せました。さらに、2024年にはその数字が更に増加する見込みです。しかし、地震が多発する日本において、訪日外国人の安全をどう確保するかは重要な課題です。今年の能登半島地震や日向灘地震は、多くの訪日外国人にとって、災害への危機管理を考える機会となりました。

地震への不安



調査結果によれば、全体の36.4%が「やや不安」、25.8%が「非常に不安」と回答し、合わせて62.2%が不安を感じているとのこと。特に、訪日経験のある人々は日本の安全性を体感したため、「安心」と回答する割合が増えましたが、それでも多くの人が不安を抱えている状況です。訪日経験がない人の中では、32.7%が「発生する恐れのある場所は訪れない」と回答しており、危険を避ける意識が強いことが分かります。

津波への懸念



津波については、調査の結果、やはり多くの訪日中国人が不安を感じています。全体の32.6%が「やや不安」とし、24.8%が「発生する恐れのある所は訪問しない」と考えています。この傾向は東日本大震災の影響を受けており、記憶に残る災害が心に影を落としています。

災害時の交通機関の安全



日本の交通機関は非常に正確性が高いことで知られており、訪日経験者の47.2%が「安心」と回答しています。しかし、災害が発生した際には、交通機関の遅延が生じる可能性もあり、依然として不安を抱える人も4割程度存在します。

災害時の情報収集方法



訪日中国人は、災害発生時の情報収集について、日本政府観光局などの公式ウェブサイトや中国のSNSを利用する傾向があります。特に訪日経験のある人は67.5%が日本政府観光局のWEBサイトを情報収集の主要な拠点とし、SNSも67.3%が利用していることが分かりました。これはインターネットサービスを通じて迅速に情報を得る重要性を示すものです。

希望する情報受信手段



調査対象者が希望する情報の受信手段は、Wechatのミニプログラムや公式WEBサイトが多く挙げられました。半数以上がこれらの媒体を通じて災害情報を受け取りたいと回答しています。特に「近くの避難所への行き方」に関する情報が最も求められており、87.9%がこの情報が必要だとしています。

知名度の高い災害情報サービス



最後に、訪日観光客向けのサービスに関する知名度も注目されます。特に「Safety Tips」アプリの知名度は73.8%に上り、多くの人が災害時の情報を得る手段として意識しています。

まとめ



訪日中国人は日本の地震や津波に強い不安を抱えていますが、一方で安全な情報を求めており、日本における災害時の対応をどのように強化していくかが今後の重要な課題となります。インターネットなどのテクノロジーを活用した情報提供は、今後ますます重要になるでしょう。


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会社情報

会社名
インタセクト・コミュニケーションズ株式会社
住所
東京都千代田区神田小川町三丁目1番地B・Mビル4階・5階
電話番号
03-3233-3525

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