シナリオ回答型チャットボット「ScenarioBOT」が登場
株式会社ZeQは、顧客がオンラインでの問題解決を簡単に行えるシナリオ回答型チャットボット、「ScenarioBOT」の提供を発表しました。このサービスは、Zendeskと連携しており、さまざまな企業のカスタマーサポートをさらに効率化する狙いがあります。
Zendeskとは?
Zendeskは、現在日本国内で4200社を超える企業に導入されているカスタマーサポートソフトウェアです。このシステムは、電話やチャット、メール、SNS(LINE、Twitter、Facebookなど)といった多様な問い合わせ手段を集約し、チームで管理・共有できるのが特長です。
このシステムにより、問い合わせのステータスやコミュニケーション履歴をリアルタイムで更新・確認することが可能で、サポート業務の効率化につながっています。また、業務プロセスの自動化機能により、「2日以上返信がない場合、自動でフォローメールを送信する」といった業務もスムーズに進められます。
ScenarioBOT開発の背景
今回の「ScenarioBOT」は、過去に一問一答型チャットボットを提供してきたZeQが、ユーザーからのシナリオ型チャットボットへの要望に応える形で開発されました。特に、コロナ禍において対面でのコミュニケーションが減少し、オンラインによる顧客とのインタラクションが求められる中、多くの企業が新たなコミュニケーション手段の導入を図っています。
顧客のニーズは多様化しており、それに対する柔軟な対応が求められています。ZeQは、一問一答型だけでなく、シナリオ型チャットボットの提供も通じて、より快適なオンライン接客を実現しようとしています。
ScenarioBOTの特長
「ScenarioBOT」は、あらかじめ登録した質問と回答のシナリオに基づいて運用されます。利用者は、ウェブサイト上のScenarioBOTアイコンをクリックし、質問を選択することで自己解決が可能です。登録されたシナリオに基づき、最適な回答を提示するため、カスタマーサポートの負担が軽減されます。
さらに、「ScenarioBOT」では、有人対応への切り替えが容易で、訪問者とオペレーターとのストレスの少ないコミュニケーションを促進します。このように、より専門的な回答が必要な顧客からの問い合わせにも柔軟に対応が可能です。
利用手順とカスタマイズ機能
「ScenarioBOT」の利用は非常に簡単です。特別なプログラミング知識は不要で、申し込み後に発行されたタグをウェブサイトに設置し、シナリオを登録することで開始できます。また、ウィジェットはカスタマイズが可能で、企業に合わせたデザインを選べるため、自社のウェブサイトにスムーズに統合できます。
会社情報
株式会社ZeQは、東京都中央区銀座に本社を置き、2018年に設立されました。Zendeskのライセンス販売や、AIチャットボットの開発・販売、オンライン接客のコンサルティングを行っており、顧客のニーズに合わせた様々なサービスを提供しています。
お問い合わせ先
この新たなサービスの導入により、顧客と企業のコミュニケーションが一層円滑になり、効率的なカスタマーサポートが期待されます。