Bloctoが日本上陸
2023-12-22 12:00:02
国際的なアカウント抽象化ウォレット『Blocto』が日本で本格始動
日本におけるBloctoの登場
日本で『株式会社ブロックト』が設立され、国際的なアカウント抽象化ウォレット「Blocto」が正式にスタートしました。このウォレットは、複雑なブロックチェーン操作を簡素化し、初心者でも使いやすい環境を提供することを目的としています。イーサリアムの共同設立者であるVitalik Buterinからは、「最初の本格的なアカウント抽象化のイベント」としても認識されています。
アカウント抽象化とは?
アカウント抽象化は、イーサリアム上でのスマートコントラクトウォレットの実装に向けた新しい技術です。この技術により、ユーザーは秘密鍵を柔軟に管理できるようになり、さらにガス代の支払い方法も改善されます。また、トランザクションをまとめて処理することも可能になり、イーサリアムの利便性とユーザーエクスペリエンスは飛躍的に向上することが期待されています。
シンプルなユーザー体験
Bloctoのウォレットは、ブロックチェーンに不慣れなユーザーにも簡単に操作できるよう設計されています。アカウントの作成は、メールアドレスやSNSアカウントを利用することで可能になるため、複雑なセットアップやシードフレーズを省くことができます。たった数回のタップで、様々なブロックチェーンネットワーク上にあるデジタル資産にアクセスできるのです。
クロスプラットフォーム対応
Bloctoは、スマートフォンだけでなくデスクトップアプリにも対応しています。たとえば、BloctoのクロスプラットフォームSDKを使用すれば、異なるデバイス間で簡単にデジタル資産を管理できます。この便利さにより、ユーザーは自身のデジタル資産に簡単にアクセスできるようになります。
Bloctoポイントでガス料金もシンプルに
ユーザーはBloctoポイントを使って、ガス料金を容易に支払える機能が搭載されています。このシンプルな操作により、ウォレットの管理が楽になり、ユーザーは本来の活動に注力できるようになります。Bloctoポイントはゲーム内ポイントのように、App StoreやGoogle Playを通じて簡単に購入可能です。加えて、ERC-20トークンによる支払いも可能です。
日本市場での展望
Bloctoのウォレットは、NFTやゲームといったデジタル資産の世界で広範に利用できる設計となっています。「MotoGP Ignition」や「CNN」とのグローバルパートナーシップを通じて、日本のテクノロジー重視の市場でも強く響く可能性を秘めています。
2023年のシリーズAラウンドを経て、Bloctoには100以上のエコシステムパートナーと170万人以上のユーザーがいます。評価額は8倍に増加し、現在約8,000万ドル(約110億円)に達しています。マーク・キューバ(Mark Cuban)や500 Globalなどの戦略的パートナーの支援を受け、Bloctoは安定した運営を続けています。
まとめ
『株式会社ブロックト』が提供するBloctoは、アカウント抽象化を活用し、誰もが手軽に使えるクロスチェーンスマートコントラクトウォレットとして日本での活動をスタート。ブロックチェーンの複雑な世界をシンプルにし、直感的に利便性の高いエコシステム作りを目指します。これにより、多くのユーザーがブロックチェーンの利点を享受できる未来が楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ブロックト
- 住所
- 東京都渋谷区神南1丁目23−10 4F MAGNET by SHIBUYA(マグネットバイシブヤ)109
- 電話番号
-