移動健康度測定
2022-05-11 18:00:51
スマホで簡単!移動の健康度を測る「ロコモ年齢」判定ツールが登場
「ロコモ年齢」判定ツールの新たな挑戦
ロコモ チャレンジ!推進協議会は、スマートフォンで移動の健康度を測定する新しい手法、「ロコモ年齢」判定ツールを開発しました。この取り組みは、運動機能に問題を抱える「ロコモティブシンドローム」の普及啓発を目的としており、スマートフォン一つで簡単に健康状態を評価できることが特徴です。
ロコモとは
「ロコモティブシンドローム」は、運動器に障害が生じ、移動機能が低下している状態を指します。これにより、将来的に介護が必要となるリスクが高まります。日本においては、この状態の認知度は低く、特に若い世代へのアプローチが求められていました。
「ロコモ年齢」の開発背景
この新手法の開発には、公益社団法人日本整形外科学会や、株式会社博報堂DYホールディングス、博報堂テクノロジーズなどが共同で関わっています。設立された2010年からロコモに関する様々な啓発活動を行ってきたものの、全体的な認知度は40%台で横ばい状態でした。そこで、誰もが手軽に「ロコモ」かどうかを調べる方法として、「ロコモ年齢」が提案されたのです。
「ロコモ年齢」の機能と特徴
「ロコモ年齢」は、ユーザー自身が行うロコモ度テストに基づき、立つ、歩く、座るなどの移動能力を評価し、その結果を年齢として表現します。判定には、日本人の性別や年代における基準値を参照しており、個々の移動の健康度が明確になります。
判定ツールへのアクセスは、公式WEBサイト「ロコモONLINE」から可能で、スマートフォンで登録後、いくつかの選択式テストに答えることで結果が得られます。特に魅力的なのは、個人利用であれば基本的に無償で提供される点です。
社会的意義と今後の展望
この新ツールは、コロナ禍における非対面式での啓発活動や、現場でのロコモ度測定ツールが不足していた需要に応える形で、幅広い世代の人々が自分の健康を測定し、移動機能の維持や向上につなげることを目指しています。
多くの自治体や団体と協力し、ロコモ年齢を広めていく方針も示されています。健康維持の重要性が再認識される中、ロコモの認知が広がり、健康な社会づくりに貢献することでしょう。
まとめ
「ロコモ年齢」は、スマートフォンを活用することで、いつでもどこでも自分の健康状態を把握できる新たなツールです。今後、ますます多くの人々がこのツールを利用し、健康で快適な移動を楽しむことができるようになると期待されています。ぜひ、ロコモ年齢を活用して、あなた自身の移動の健康度を確認してみてください。
会社情報
- 会社名
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ロコモ チャレンジ!推進協議会
- 住所
- 東京都文京区本郷2-40-8 公益社団法人 日本整形外科学会内
- 電話番号
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